フルーツトマトのスイーツ

(2020年12月30日)



株式会社三光ファーム

地域の環境を守りたい。異業種から農業へ新規参入

高崎インター付近の地域を拠点に、農業の6次産業化に挑戦する新進気鋭の株式会社三光ファーム。代表の廣瀬光昭さんは、住宅地と農地が密接に入り組むこの土地で長年不動産業を営んできた。「地主さんとの交流を通じて、後継者不在による耕作放棄地の問題を目の当たりにしてきました。『地域の環境を守りたい』という使命感が私たちの原点です」と異業種から参入を決めた理由を語る。

 

「魅力的な商材としてトマトに着目したものの、先輩農家と同じことをやっていては絶対に敵わない。ならば違う土俵で勝負しようと模索していた時に出会ったのがアイメックというフィルム農法によるフルーツトマトでした」と廣瀬さん。

 

アイメックとはハイドロゲル膜を用いた世界初の農業技術で、農業初心者でも、甘くておいしいトマトの栽培が可能。その糖度は平均して10から13度、高い時では15度にまで上昇する。こうした高糖度トマトだけを厳選したブランド「SWEET10」は、三光ファームの看板商品として評判を高めている。

 

最高糖度は15度。圧倒的な甘さが魅力のフルーツトマトを使ったスイーツ

今年に入り、本社敷地内に加工場が完成。多彩な加工品が続々と登場している。

注目したいのは、爽やかなトマトの酸味や甘みが楽しめる「トマトジュース果肉入り」。うま味が濃縮されたトマトジュースのなかにミニトマトのコンポートがぎっしり詰まったジュレタイプで、スタンダード、パイン、ピーチ、オレンジの4種類のフレーバーがある。凍らせてシャーベットにしてもおいしい。

 

また、「SWEET10」だけを贅沢に使用した無添加ジュースも見逃せない。酸味が少なく、やさしい甘さを生かした飲み口は、トマトをそのままかじっているかのような濃厚さが際立つ。ドリンクとしてだけでなく、ピザソースやケチャップ作りなどに使ってみるのもオススメだ。

他にも、イチゴジャムのような甘さに驚くトマトジャムや、季節野菜を用いたプリンなどがあり、商品ラインナップは多彩。ギフトボックスもあるので、季節の贈答品や目新しいもの好きな人への手土産などにも活用してみてはいかが。

 

株式会社三光ファーム

高崎市京目町1030-2

TEL.027-384-3210

 

高崎商工会議所『商工たかさき』2020年11月号

 

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