風しん抗体検査後の接種費用を助成/高崎市

(2014年5月20日)

生まれてくる赤ちゃんを家族で守る

 平成25年に、20歳代から40歳代を中心に「風しん」が流行したことから、高崎市は予防接種を効果的に実施していくため、今年度から「風しん」の抗体検査を無料で実施してきたが、市では、この検査で抗体価が低かった人が「風しん」の予防接種を受ける場合、費用のおよそ半額を助成することにした。
 助成額は、「麻しん・風しん混合ワクチン(MR)」が5千円、「風しん単独ワクチン」が3千円。助成は一人1回。
 助成期間は、平成26年4月から平成27年3月31日まで。接種は高崎市内の医療機関。
 風しん抗体検査結果を持参し、高崎市保健予防課または各地域の保健センターに申請する。郵送でも受け付ける。抗体検査後、既に予防接種を受けた人は、申請により償還払いを受けることができる。風しん抗体検査についても同課(電話027-381-6112)または各地域保健センターへ。
 高崎市保健予防課によれば、風しんの免疫を持たない女性が妊娠前半期に感染すると、先天性の白内障、心臓病、難聴などの障害が現れる可能性があり、市では、生まれてくる赤ちゃんを家族で守るため、今回の助成制度を実施した。同課によれば風しんの流行は、現在は落ち着いているという。