願い届かず、涙/第一学院高崎キャンパス

(2014年6月15日)

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ワールドカップで先輩応援

 ワールドカップ日本代表選手に選ばれている卒業生の香川真司選手、柿谷曜一朗選手、酒井宏樹選手を応援しようと、栄町の第一学院高校高崎キャンパスで、15日午前に行われた日本対コートジボワール戦を生徒ら20人がパブリックビューイングで応援した。
 第一学院(本校:茨城県高萩市・兵庫県養父市)は、株式会社ウィザスが運営し、全国に62キャンパス。通信制・単位制の高校で、日本代表に選ばれた香川選手、柿谷選手、酒井選手はJリーグの選手として活躍しながら同校で学んだ。今大会日本代表メンバー最多出身校となっており、同校によれば、スポーツ、芸能活動の両立をめざす若者や、不登校、高校中退から再チャレンジする若者が数多く学んでいる。
 高崎キャンパスのパブリックビューイングは今回が初めてで、教室を利用し、視聴覚用の大型モニターの前に椅子が並べられた。同校では「日本代表として卒業生が出場しているので、勝利を願って応援したい」とパブリックビューイング計画したという。
生徒たちは、応援メッセージを書いたうちわを手にしながら日本チームを応援。前半に本田圭佑選手が先制点を決めると、大きな歓声が上がり日本の勝利を信じた。後半の失点で日本が逆転されると「同点に追いついてほしい」「がんばれ」と応援に力が入り、日本のゴールを願って放送を見つめていた。
 試合終了のホイッスルが鳴ると落胆した様子だったが、日本の攻防に拍手を送りながら試合観戦を楽しんでいた。生徒たちは「みんなで見るのは初めてだったのでとても楽しかった」とサッカー談義に花を咲かせていた。柿谷選手ファンの女子生徒は、背番号11の日本代表ユニフォームで応援。後半に柿谷選手が登場すると応援にも力が入った。試合が終わると「残念です」と涙ながらに話していた。