新たな防火基準適合表示/管内の3ホテルに交付

(2014年8月1日)

写真を拡大高崎市消防局で行われた交付式

8月1日から掲示開始に

 高崎市等広域消防局は、新たな防火基準に適合した旅館ホテルに表示される表示マークが8月1日から表示開始になることに伴い、同日、条件を満たした管内3施設にマークを交付した。
 新たな表示制度の対象は、3階以上収用人員30人以上の旅館・ホテル。防火・防災管理業務や建築構造等の適法性などを消防局が審査し、一定の基準に適合している施設に対し、利用者に見えるよう表示を行う制度。高崎市等広域消防局によれば、消防法と建築基準法の両面で基準が設けられており、ホテル・旅館からの申請で審査が行われる。
 1日の表示開始にあわせて表示マークを取得したのは、榛名の湯ドーミーイン高崎、パークイン高崎、かんぽの宿磯部の3施設。
 新たな表示制度は、平成24年5月に広島県福山市で死者7人、負傷者3人の被害を出したホテル火災の教訓を踏まえ、全国で導入されることになった。表示マークを取得したドーミーイン高崎では「表示マークの交付を受け、お客様に安心して宿泊していただける。これからもお客様が安心して快適に滞在していただけるよう身を引き締めて取り組みたい」、パークイン高崎では「日ごろから安心安全の訓練を行っており、表示マークの交付をめざして対応した。より一層の安心安全をめざしていきたい」と話している。
 表示マークは、初年は有効期間1年間の銀色のマークが交付され、3年続けて適合すると有効期間3年間の金色のマークが交付される。