保育の現場を熱心に見学

(2014年8月20日)

保育士をめざす学生ら93人が参加

 保育士をめざす学生や離職した保育士を対象に、高崎市内の保育所(園)を見学して就職に役立ててもらう「保育園ドリームバスツアー」が20日に行われた。このツアーは昨年から行われ、参加した学生に好評となっている。今年は、広報高崎などで周知されたこともあり、大学など高崎市内の保育士養成校の学生や現場から離れている保育士、県外の学生から申し込みがあり、定員の60人を超え93人が参加した。主催は高崎市保育協議会。
 見学は2コースで、大森保育園(上小塙町)と堤ケ岡保育園(棟高町)のコース、ひよこ保育園(新保町)と杉の子保育園(中居町)のコースに分かれ、午前中に各保育園を見学し、昼食を兼ねて現役保育士との懇談会が行われた。
 杉の子保育園では、平井裕吉園長が「保育園の様子をゆっくりと見学してください。みなさんの就活に役立てばうれしいです」と学生を迎え、副園長や保育士から説明を受けながら子どもたちの活動や昼食の様子を見学した。
 高崎市保育協議会の狩野章会長は「保育園での子どもたちを見てもらえる良い機会になっています。保育士の資格をとっても他の職業についたり、市外、県外の保育園に就職する学生もいるので、高崎の保育所園の人材確保につなげていきたいです」と、成果に期待している。
 参加した学生は「保育園によって特色があることがよくわかりました。進路はまだ決めていませんが、子どもたちが生き生きと遊んでいる姿を見て、保育園で働ければ楽しいだろうと思いました」と話していた。