専門家が運営課題に助言/都市集客施設建設

(2014年9月9日)

大会誘致や利用しやすい施設づくりに生かす

 高崎市が計画を進めている新体育館と高崎文化芸術センターの建設、運営について専門家から意見を聞くアドバイザー会議が8日に高崎市役所で開かれた。アドバイザー会議の委員は、群馬交響楽団・音楽監督の大友直人監督や宇津木妙子・ソフトボール元日本代表監督など、音楽、スポーツ、建築、ホール運営など各方面の専門家に委嘱された。
 委員からは、駐車場確保や周辺の渋滞回避に対する対応、演奏会に小さな子どもを伴った親子が参加できる取り組み、高崎芸術文化芸術センターの外観の一部に計画されている赤色に対して予想される反応などが、これまで委員が携わってきた経験などを踏まえて意見交換された。
 富岡市長は、今後、個々の課題ごとにアドバイザーの意見を求めていきたい考えで、「新体育館、音楽ホール、イオンモールの高崎駅西口進出で高崎は大きく様変わりする。高崎の交流人口は1500万人から1800万人増加すると試算され、高崎を交流拠点にしていかなければならない。高崎に縁のある第一線の方々に知恵を借りたい」とあいさつした。富岡市長は、新体育館に国際大会開催の要望が既に届いていることも述べ、浜川運動公園を拡張し、世界的テニスプレーヤー・清水善造を記念するテニスコート、高崎は全国トップの社会人ソフトボールチームで有名であり、ソフトボール場を整備にも意欲を見せた。