高崎電気館を再生「地域活性化センター」10月上旬に開館

(2014年9月11日)

写真を拡大上映設備が残る電気館の2階

「ここに泉あり」定期的に上映

 高崎市は、9日の高崎市議会一般質問で、根岸赳夫議員の質問に答え、高崎電気館の建物を利用した「地域活性化センター」を10月上旬に開館させたい考えを示した。
 現在の電気館は昭和41年に建築され、平成13年に閉館した。その後も所有者が管理し、建物を保存してきた。
 高崎市は、高崎電気館の寄贈を受け、映画館の建物をそのまま保存しながら活用してほしいという所有者の意向を尊重し、地域活性化センターとして再生した。
 1階をまちなかの活性化、地域住民の活動拠点、2階は電気館の上映施設、客席をそのまま生かし、映画文化の発信拠点としていく。
 市は、現在は施設整備を終え、10月上旬のオープンを予定している。オープンイベントについては、現在検討中だが、2階の映画館では、群馬交響楽団の草創期を描いた映画「ここに泉あり」を定期的に上映していく予定。