キャロライナ・クラウン、沿道に大観衆

(2014年10月12日)

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第25回マーチングパレード

 第25回高崎マーチングフェスティバルが11日、12日に開催された。今回は、第25回記念大会として、アメリカから2013年DCI(DRUM CORPS INTERNATIONAL)ワールドチャンピオンのキャロライナ・クラウンを招へいし、注目を集める大会になった。
 11日にはキャロライナ・クラウンの指導スタッフとメンバーによるバンドクリニックがもてなし広場などで行われ、約600人が受講した。クリニックはカラーガード、ブラス、パーカッションの3部門に分かれ、約2時間の講習の後、参加者で練習曲のインザフューチャーとふるさとを合同演奏した。また午前10から城南球場で、高崎市内の幼稚園児によるキッズドリル、午後6時から、群馬音楽センターで、キャロライナ・クラウンによる記念コンサートが行われた。
 12日のパレードには高崎市内の小中高校、市外、県外からのマーチングバンド43団体2800人が参加した。コースとなったシンフォニーロードから城南球場の沿道には大勢の観客が詰めかけ、例年を超える動員となったようだ。パレードのトリをつとめたキャロライナ・クラウンは、数百人の群衆を引き連れるようにパフォーマンスを披露しながら行進し、2004年に招へいした米国・キャバリアーズ以来の盛り上がりとなった。
 また、今回高崎市は、シンフォニーロードの市役所交差点付近と庁舎とシティギャラリーをつなぐスカイウェイに車椅子用の観覧席を設けた。
 開会式で、高崎マーチングフェスティバル協会の飯井理事長は「音楽は国境や言葉の壁を超えて私たちにすばらしい交流を与えてくれ、このフェスティバルの意義をかみしめています。台風の影響が心配されましたが、穏やかな天候となり、大空に響き渡る音楽とパレードを楽しんでほしいです」とあいさつ。キャロライナ・クラウン代表のジム・コーツさんは「高崎の小学生の演奏、演技のレベルの高さに感動しています。パレードに惜しみない拍手でたたえてくれ、ホームタウンのように感激しています」と喜びを語っていた。