インド映画の祭典/18日からシネマテーク

(2014年10月17日)

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インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン群馬

 高崎映画祭は、10月18日(土)から24日までインド映画の祭典「インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン群馬」をシネマテークたかさきで開催する。
 映画を通じて、日本とインドの交流を深めようと開催され、期間中にシネマテークでは、15本のインド映画を上映する。高崎市が進めるインドとの文化交流の一環ともなる。インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパンは、東京、大阪、高崎の全国3カ所での開催となっている。
 19日(日)は、午後1時上映『弾む心を道連れに』でアリフ・アリ監督が舞台挨拶。事前予約不要。当日直接劇場へ。定員64人。
 24日(金)午後7時から、サラーム海上(うながみ)によるスクリーントークが行われ、インドの最新映画事情などを語る。予約受け付け中で定員64席に達し次第受付終了。サラーム海上は高崎市出身、中近東やインドの事情に通じ、音楽や映画、文化など幅広い分野で活動している。
 上映は一日4回で作品は日替わり。料金は1回券1500円。問い合わせは高崎映画祭事務局、電話027・326・2206.



【上映作品】

◇ラームが村にやってくる
2013年7月インド公開。147分。監督:プラブー・デーヴァ。主演:ギリシュ・クマール、シュルティ・ハーサン。
外国育ちのお調子者ラームと田舎の娘ソーナー。恋に落ちたラームはソーナーの兄に農作物収穫対決を挑まれる。最後はホロリとさせられるパンジャブ風味の鮮やかな大ヒット・ラブコメディ。

◇略奪者
2013年7月インド公開。140分。監督:ヴィクラマディティヤ・モトワニ。主演:ランヴィール・シン、ソーナクシ・シンハ。
1950年代、荘園接収法にゆれるベンガルに住む地主の娘と考古学者の愛。しっとりと涙を誘う恋愛ドラマ。

◇ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ムンバイ2
2013年8月インド公開。148分。監督:ミラン・ルトリヤ。主演:アクシャイ・クマール、ソーナクシ・シンハ、イムライ・カーン。
実在の大物マフィアであるダーウード・イブラーヒームを題材にしたムンバイ暗黒街の愛と抗争劇。

◇結婚の裏側
2014年2月インド公開。141分。監督:サケト・チョードリー。主演:ファルハン・アクタル、ヴィディヤ・バラン。
シドとトリシャは仲のいい夫婦だった。妊娠が分かるまでは。現代的夫婦には共感できることが多いかもしれないロマンチック・コメディー。

◇ヒーローはつらいよ
2014年4月インド公開。126分。監督:デイヴィッド・ダワン。主演:ヴァルン・ダワン、イリアナ・デクルーズ、ナルギス・ファクリ。
マスクは甘いが札付きのワル、シーヌー。大学で出会った美女スナエナーを、恐ろしい婚約者アンガドから奪って彼女にする。ところがマフィアの娘、アーイシャーに惚れられて・・・。四角関係+マフィアのスリル満点のラブ・コメディ。ダンスナンバーも注目。

◇弾む心を道連れに
2014年7月インド公開。128分。監督:アリフ・アリ。主演:アルマン・ジェイン、ディークシャ・セート。
ディノとカリシマは、親の決めた相手と結婚させようとする両親から逃れて遠くで暮らそうとするが、やがて現実に目覚め始め・・・。新人俳優が好評の最新作。

◇若さは向こう見ず
2013年5月インド公開。160分。主演:ランビール・カプール、ディーピカ・パドゥコン、アディティヤ・ロイ・カプール、カルキ・ケクラン。
能天気で行動的なバニーと真面目な女子医大生ナイナ。ナイナはバニーの仲間とハイキングに行き人生を楽しむことに目覚める。そして月日が流れ・・・。一人前の大人になっていく若者の姿を描く大ヒット作。

◇マドラス・カフェ
2013年8月インド公開。129分。監督:シュージト・シルカル。主演:ジョン・アブラハム、 ナルギス・ファクリ。
インドの諜報員ヴィクラムは任務で顔の見えない敵を追う。同じく真相を暴こうとする敏腕女性ジャーナリスト、ジャヤ。二人が追う真実には思いもよらない背景が・・・。

◇ラーンジャナー
2013年6月インド公開。132分。監督:アーナンド・L・ライ。主演:ダヌシュ、ソーナム・カプール、アバイ・デオール。
一人の冷たい女に命を捧げた熱烈な男の物語。舞台はバナーラスの田舎町からデリーの大学へ、そして政界も揺るがす。宗教を越え、利害を無視し、狂おしいまでに彼女を愛した果てには・・・。

◇うそつきは警官の始まり
2013年9月公開。141分。監督:ラジクマール・サントーシ。主演:シャヒド・カプール。
映画スターを夢見るヴィシュワス。ひょんなことから、警官になることを望む母のために警官を演じる羽目になり・・・。夢も追い恋をしながら母を思うあまりの騒動を軽妙に描くアクション・コメディー。

◇"ロミオ"・ラージクマール
2013年12月インド公開。145分。監督:プラブー・デーヴァ。主演:シャヒド・カプール、ソーナークシ・シンハ、ソヌ・スード。
機知と才覚で頭角を現した流れ者が敵対する組長の姪に恋をしてしまい・・・。最高のダンスとアクションが楽しめる爽快な娯楽作。

◇昨日と明日の間
2014年スリランカ公開。95分。監督:ニレンドラ・デシャプリヤ。主演:サラト・コタラワラ他。
内戦終結直後のスリランカ。自由を味わってみるためにオート三輪で旅に出た3人の男たちだったが・・・。美しいスリランカの風景と日常生活に映し出される長年の紛争の爪跡と現実が胸に刺さる。

◇ロバ男
2013年インド。113分。監督:ヴィヴェーク・ブダコティ。主演:ヴィクラム・コーチャル、ラジパル・ヤダヴ。
ロバの脳を移植された聖なる「ロバ男」が政界に旋風を巻き起こす。馬鹿か、天才か、それともやっぱりロバか。ドキュメンタリー・タッチの政治風刺劇。

◇友情
2014年1月インド公開。140分。監督:ディヴヤー・コースラ・クマール。主演:ヒマンシュ・コーリー、ラクル・プリート・シン。
祖国に殉死した英雄を父にもつラクシュ。父の思いが理解出来ず、いい加減な大学生活を楽しんでいたが、ひょんなことから、大学の危機を救うため、仲間とともにオーストラリアの大学チームと闘いを挑むことに。

◇ラーギニ MMS-2
2013年3月インド公開。118分。監督:ブーシャン・パテル。主演:サニー・レオン、サーヒル・プレム。
謎の事件が起こった屋敷で、映画のロケ隊が遭遇したものは?2014年イチオシのセクシー・サスペンス。