古商家を中山道の散策拠点に/倉賀野

(2014年11月7日)

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明治期の商家「大黒屋」大山さんが市に寄贈。

 高崎市は6日、倉賀野町の大山邸(明治期の古商家、旧・大黒屋)を所有者の大山隆子さん、加藤和子さん姉妹から寄贈を受け、この建物を旧中山道の散策拠点「おもてなし館」として整備し、観光や倉賀野町の活性化に生かしていく計画を発表した。
 大山邸は、旧中山道に面し、ナマコ壁を見ることができる明治期の蔵づくりの建物。2002年に「たかさき都市景観賞」を受賞するなど歴史的建造物として保存する価値があり、地域の歴史を伝えるランドマークとなっている。
 高崎市は、所有者の大山さん姉妹から土地と建物の寄付の申し出があったことから、倉賀野地域の活性化と観光振興に活用することにした。
 旧中山道を散策し倉賀野町を訪れる観光客も多いことから、高崎市は、母屋(おもや)、ナマコ壁の修繕、補強工事を行い、「仮称・倉賀野古商家おもてなし館」として開館させ、観光客の憩いの場所にしていく。館の運営は、倉賀野地域づくり協議会(会長・高橋義明倉賀野区長会長)に委託し、来館者にお茶や和菓子の提供販売を行っていく計画。
 倉賀野町には旧中山道沿いの脇本陣跡や蔵づくりの家並み、中山道と日光例幣使街道の分岐点の碑と閻魔道、倉賀野河岸跡など、見どころが多い。地域では高札場の復元や休憩場所の取り組みも行われてきた。散策に訪れる人たちのトイレなどのニーズもあり、もてなし館の整備で、倉賀野の魅力が高まりそうだ。