オカリナ・アンサンブル・コンサート
1月18日(日)13:30開演
高崎シティギャラリー・コアホール

(2015年1月13日)

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オカリナとは“可愛いガチョウ”

 オカリナは160年前頃、イタリアでその原型が完成。一音だった土笛が西洋音階を取り入れた楽器となった。オカとは、ガチョウの意味で、リナは接尾語、小さな、かわいいの意味があり、オカリナとは「可愛いガチョウ」の意。形もガチョウの頭、鳥の胴体に似ている。
 そんな外国で生まれたオカリナだが、実は、日本で進化したという。ふき口が一つだったが、そのふき口を二つ、三つと増やし、音階を二倍、三倍に増やしたダブルオカリナ、トリプルオカリナを作ったのは日本人だった。音階が格段に広がり、日本でオカリナブームとなり、世界にも広まったという。

聞いて、吹いて、作る

オカリナの魅力は、「聞いて癒され、簡単に吹けて、最終的に自分の楽器を焼いて作ることができること」と話すのはオカリナ・アルファ主催の今泉洋子さん。「こんな楽器は、他にないのでは」。
 今回のプログラムは、「お祀りマンボ」や「越冬燕」など日本の楽曲から、クラシックナンバーと幅広い方々に楽しんでもらえる内容だ。出演はタローズ・オカリナ・アンサンブルの皆さん。プロのオカリナ奏者の華麗な音色を是非堪能してみてほしい。