高崎市道路除雪計画を公表

(2015年1月26日)

昨年2月の大雪

昨年の大雪ふまえ入念な体制に

 平成26年2月の大雪が市民生活や経済活動に大きな影響を与えたことをふまえ、高崎市は降雪に対する準備や除雪作業について示した「道路除雪行動計画」を公表した。
 計画によれば、事前準備として、高崎市内を21のエリア(高崎8・群馬箕郷3・倉渕榛名5・吉井4・新町1)に分け、高崎土建業組合の組合員など144社を配置し、業者ごとに除雪路線を割り当てる。建設機械レンタル事業者にあらかじめ除雪に必要な機械を手配する。
 除雪行動と体制では、大雪注意報の発令または降雪が予想される場合、職員の招集待機、パトロール、凍結箇所の融雪剤・砂の散布を実施。積雪時には地下道に職員を配置し警戒、誘導を行う。山間部の道路、橋梁、地下道は委託業者による融雪剤・砂等の散布を行う。除雪作業委託事業者は社員待機、除雪機械の配置を行う。道路維持課並榎事業所ホイールローダを庁舎に待機、緊急の除雪作業に備える。
 大雪警報が発令された場合または10cm以上の積雪が予想される場合は、市に除雪対策本部を設置、土建業組合に除雪作業本部を設置。通行止め、除雪作業の状況を国、県と連携し情報把握する。
 除雪作業は、市の21エリアの除雪作業を一斉に開始する。除雪路線は主要幹線、災害拠点病院、公共施設へのアクセス道路、高崎駅東西駅前広場、ペデデッキなど。
 中心市街地の細街路、小中学校周辺道路を緑化協同組合、水道組合、設備協会に小規模機械を利用して除雪する。
 駅周辺、中心市街地、災害拠点病院、各支所周辺の歩道等の除雪を職員500人編成で小規模除雪機、スコップで除雪する。
 市民からの要請により高齢者を含めた要援護者宅の通路を除雪する。町内生活道路の除雪に農業用機械等を活用してもらう。
 排雪は、国・県と協議し、烏川河川敷や浜川運動公園など支所地域も含め市内13箇所とされている。