高崎市人口3年ぶり増加/移動人口

(2015年1月30日)

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県人口減ながら産業エリアで伸び

 群馬県は、平成26年移動人口調査結果をまとめた。集計期間は平成25年10月から26年9月まで1年間。
 群馬県の人口は197万7013人で前年から7321人、率にして0.37%減少し、平成17年から10年連続で減少となった。減少幅は、前年よりの8098人よりも縮小した。自然動態では人口減少幅が拡大したが、社会動態の減少幅が縮小したのが要因。
 群馬県の自然動態(出生と死亡の差し引き)は平成17年から10年連続で減少、社会動態(転入と転出の差し引き)は平成14年から13年連続で減少となっている。 人口が増加した市町村は、吉岡町、大泉町、太田市、伊勢崎市、高崎市の5市町。このうち自然動態と社会動態がともに増加しているのは、吉岡町及び大泉町の2町。自然動態が減少で社会動態が増加となったのは、高崎市、伊勢崎市及び太田市の3市で、自然動態が増加で社会動態が減少となっている市町村は無かった。
 開発が進み利便性が高いエリアと産業エリアで人口が増加した。
 人口が減少した市町村は30市町村で、自然動態が増加し社会動態が減少となった市町村は無く、自然動態が減少し社会動態が増加しているのは、榛東村、嬬恋村及び明和町の3町村であった。前橋市など27市町村は自然動態、社会動態ともに減少となった。
 人口増加率が最も高かったのは吉岡町の1.25%で、自然増加率第1位は吉岡町の0・29%、社会増加率第1位も吉岡町で0・96%となっている。
 高崎市の人口は37万1413人で群馬県内で最も多く、前年よりも41人増、率にして0・01%増、ほぼ横ばいだが3年ぶりに増加した。それまでの増加基調から、24年は274人減、平成25年は269人減となっていた。
 高崎市の26年の自然動態は、出生3074人、死亡3771人で697人減。社会動態は転入1万3031人、転出1万2293人で738人増となっている。
 県外との動きは、転入7639人、転出7515人で124人増、県内との動きは転入5179人、転出4385人で794人増となった。