ビックカメラ高崎が新体制を発表

(2015年2月4日)

写真を拡大ビックカメラ女子ソフトボール高崎と宮嶋社長の記者会見
写真を拡大チームユニフォームのお披露目

上野投手「高崎から新たな一歩を」

 今年1月にルネサス・エレクトロニクスからビックカメラが継承して発足した「ビックカメラ女子ソフトボール高崎」の新体制とユニフォームが3日に発表され、都内で発表記者会見と関係者による決起大会が行われた。
 宇津木麗華監督と選手19人らは新しい赤のユニフォーム姿で登壇した。上野由岐子選手兼コーチは背番号をルネサス時代に着けていた17番から7番に変え、「今年は自分にも大きなチャンスになる。1試合でも、1球でも多く投げ、もっと成長していきたい」と意欲を示した。また「同じメンバーで戦えることを心強く思っている。勝つことの難しさをわかっているメンバーだからこそ優勝をつかみにいける。高崎の地で変わらずに活動できることもうれしく思っている。高崎に来て15年目になり、第二の故郷として、ここで新たな一歩を踏み出し、心機一転がんばりたい」と高崎への思いを語った。
 宇津木監督は「ビックカメラ高崎の誕生を強くアピールし、全身全霊で勝負に賭けていきたい。強く、たくましく、みんなに愛されるチームを作っていきます」と日本一をめざす決意を語った。
 お披露目された新ユニフォームは、ホームが赤地に白い細ストライプ、ビジターが白。セミユニフォームとしてピンクとルネサスから継承したオレンジの合わせて4色。
 ビックカメラの宮嶋社長は「歴史と伝統のあるチームを引き継ぐことの責任の重さを感じている。創業の地である高崎ですばらしいチームを引き継ぐことができる喜びに胸が躍り、ぜひ引き継がせていただきたいと進めさせていただい。話をいただいた高崎市の富岡市長と、私どもを継承企業として選定していただいたルネサス・エレクトロニクスにお礼を申し上げたい。チームの発展に向けてがんばっていきたい。ソフトボール界にも微力ながら力を尽くしたい。220店舗を活用し選手と触れ合えるイベントも開催しながらソフトボールをお客様に身近に感じてもらって広めていきたい」とあいさつした。
 決起大会では、森喜朗元首相(東京五輪・パラリンピック組織委員会会長)が登壇し、「市民、県民とともにチームを育ててほしい」と新チームにエールをおくった。またルネサス・エレクトロニクスの作田会長からビックカメラの宮嶋社長に、これまでチームの応援に使った1本のトランペットが手渡された。宮嶋社長は「しっかりと思いを引き継がせていただきました」と述べ、ステージの横では、このチームを日本一に育てた宇津木妙子さんが目を潤ませていた。
 富岡市長は「日本の宝となるチームが高崎を拠点に活動を続けてくれ、市民も大喜びしている。日本最強、世界最強の選手を育ててほしい」と、これからの活躍に期待した。