県内生産者と首都圏バイヤーが商談

(2015年2月5日)

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こだわりの味覚に関心寄せる

 群馬県内の農畜産物生産者、加工業者の生産品を首都圏の飲食業、量販店、ホテル旅館などのバイヤーに紹介し、商談につなげてもらう「ぐんま農×食ビジネス交流会」が5日に高崎市内のホテルで開催された。
 この交流会は群馬県が毎年実施しているもので、今年は東和銀行と連携してビジネスマッチングを強化、首都圏からバイヤーが来場しやすいようアクセスの良い高崎市で開催された。
 交流会では、群馬県内の生産者30社が出展し、自社商品の展示や試食を通じて、魅力をPR。約100社のバイヤーが訪れ、出展者から熱心に説明を受けていた。バイヤーは、こだわりのある食材や新しい切り口の商品などを求めており、出展者は試食を勧めながら商品の魅力を積極的に押し出していた。
 群馬県は、出展者に対して事前に3回の研修会を行い、商品の説明シートの作成やディスプレイなどのポイントなど、プレゼンテーション力を学んでもらった。衛生管理や流通など、バイヤーが求める情報についてもしっかり説明できるよう出展者に心掛けてもらったという。
 県では「他にはないオンリーワンの魅力をアピールしてほしい」と交流会の成果に期待している。群馬の食の魅力は幅広く、県では販路を拡大して群馬のブランド力を高めるとともに、農畜産物の6次産業化を推進していきたいと考えている。