蘇ったフィルム作品を電気館で上映/高崎映画祭

(2015年2月26日)

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49作品上映。ポーランド・インド映画、キッズ映画も特集

 3月21日(土)に開幕する第29回高崎映画祭の開催内容が25日に発表された。高崎市文化会館、高崎シティギャラリーコアホール、高崎電気館、シネマテークたかさきを会場に49作品が上映される。
 邦画セレクションでは、「野のなななのか」「そこのみにて光輝く」など第29回受賞作品6本、「太秦ライムライト」など注目3作品、これまでの若手監督特集を「新進監督たち」と改め、これから活躍が期待される6作品を選んだ。
 洋画セレクションは、2014年に公開された洋画約550本から、「アデル、ブルーは熱い色」「闇のあとの光」ほか8本を選んだ。
 今回の映画祭で力を入れた特集では、インド映画3本、プレ映画祭からつながるポーランド映画では10作品を上映。ホロコーストの記憶を記録したクロード・ランズマン監督の「SHOAH」は全9時間27分の大作で上映機会が少ない作品。
 家族で楽しめる映画として「キッズ・ファンタジア」をテーマに、「劇場版ムーミン谷の彗星パペットアニメーション」など4本を上映。同日に高崎市文化会館のバックステージツアーも行われる。
 今回、会場に加わった高崎電気館では、備え付けの35ミリフィルム映写機を使い、蘇った昭和の名画を上映する。映画のデジタル化が進み35ミリフィルム映画の保存が課題となるなか、国立近代美術館フィルムセンターが修復復元した、溝口健二監督・市川雷蔵主演「新平家物語」、小津安二郎監督・原節子主演「秋日和」など6作品を上映する。
 チケットは全日フリーパス券(前売のみ限定100枚)12000円。鑑賞券は前売り1000円、当日1200円。複数枚がセットになった鑑賞券は廃止になった。
 授賞式は3月22日(日)午後3時、高崎市文化会館。授賞式券は全席指定3000円で専用チケットを発売する。授賞式券は授賞式と会期中の好きな上映作品を1本鑑賞できる。授賞式券は3月14日(土)午前10時から「チケットぴあ」だけで発売する。一人2枚まで購入可。チケットぴあ(電話0570・02・9999)授賞式券Pコード554-018。全国のセブンイレブンとサークルKサンクス・チケットぴあ、セーブオンイーサイト高崎店で取り扱う。高崎市文化スポーツ振興財団・高崎市公共施設内のチケット窓口では、授賞式券は取り扱わない。
 授賞式を除く前売り鑑賞券は、高崎映画祭事務局、シネマテークたかさき、高崎市文化会館、群馬音楽センター、シティギャラリーで3月7日(土)から3月20日(金)まで販売。チケットぴあ(電話0570・02・9999)前売鑑賞券Pコード466-058、3月7日午前10時から販売。
 鑑賞券は高崎映画祭事務局で事前予約受付。電話027・326・2206.

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