プレミアム率3割、事前申し込みで6月販売に

(2015年3月3日)

プレミアム付商品券、発行総額13億円

 高崎市は、3日の高崎市議会一般質問で木暮孝夫議員の質問に答え、プレミアム付商品券について考えを示した。
 高崎市が発行するプレミアム付商品券は、プレミアム率30%で、発行総額13億円を計画している。
 500円券26枚綴りの13000円分の商品券を10000円で販売する。購入の上限は1人3セットまで。購入できるのは、平成27年4月1日現在で高崎市に住民登録があり、同日現在で18歳以上の市民。
 プレミアム付商品券は高崎市内に店舗、事業所を構える全ての業種で使用できるようにする方針で、飲食店についても全ての店舗で使えるようにしていきたいと考えている。
 購入は、往復はがきによる事前申し込みで受け付ける予定。申し込みが発行総額を超えた場合は抽選となる。高崎市役本庁舎と支所に特設窓口を開設し、6月をめどにはがきと引き換えにプレミアム付商品券の販売を行う。
 往復はがきによる事前申し込みを選んだ理由として、高崎市は、先着順で販売した場合は、販売日当日に都合がつかず購入できない人が多数いると考えられること、販売場所の混雑が予想され高齢者や子ども連れの人に負担が大きいことなどを上げている。
 高崎市は、プレミアム付商品券の事業内容と申し込み方法、利用できる店舗の申し込み手続きを3月下旬から市ホームページに掲載し、広報高崎4月1日号・15日号で周知する予定。
 プレミアム付商品券は、国が景気刺激策として創設した「地域住民生活等緊急支援のための交付金」を活用するもので、26年度補正予算で措置される。13億円のうちプレミアム分となる3億円はこの交付金で充当する。
 富岡市長は、これまでにプレミアム付商品券を実施する考えを示しており、市はプレミアム率の設定や混乱のない販売方法を検討していた。