文化財保護賞に2団体

(2015年3月17日)

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西光寺と本郷しどめ塚古墳保存会

 平成26年度文化財保護賞の授賞式が13日に高崎市役所で行われた。
 今年度は、国指定文化財「上野国保渡田薬師塚古墳出土品」の保存管理につとめた西光寺(保渡田町)と県指定史跡「人目塚(しどめ塚)」の清掃草刈りなど保全活動に取り組んでいる本郷しどめ塚保存会が受賞した。
 国指定文化財「上野国保渡田薬師塚古墳出土品」は、江戸時代に薬師塚古墳の石棺が開かれ、その中から出土したと伝承されている遺物で、昭和14年に国指定史跡となった。小型の国産鏡、儀式の時に馬に飾る馬具類、装身具の各種玉類が中心で西光寺に保管されている。馬具には鏡板(馬の口の両側を飾るもの)、馬鐸(胸に下げて鳴らした小さな鐘)、杏葉(ぎょうよう=腰回りの飾り)辻金具(革帯交点を留める金具)があり、多くは鈴がついた物で、全てが鋳造品で、国内には類例がない特殊なものとされている。
 人見塚は、7世紀に前半に築造された古墳で、2段に築かれた円墳で直径は約20m、高さ4m、斜面には葺石がめぐらされている。石室内からは勾玉や耳環などの装身具、刀などの武具や馬具などが出土している。昭和36年に群馬大学によって調査が行われ、翌37年に県指定史跡となった。