眺めもバツグン!烏川への散歩道

(2015年3月29日)

写真を拡大
写真を拡大
写真を拡大60年前(昭和30年3月)の烏川風景

高崎公園と烏川の水辺をつなぐ桜観音橋

 国道17号をまたいで高崎公園と烏川緑地をつなぐ「桜観音橋」が29日に開通した。
 この橋は、橋長47・1m、幅員4m、烏川緑地側は階段とエレベーターが設置されている。
 城址地区と烏川緑地を結んで中心市街地の回遊性を高め、まちなかの潤いとにぎわいの創出をめざす。橋の名称や高欄のデザインを高崎市内の小中学生から募集し、市民が親しむ施設づくりを行った。
 開通式で富岡市長は「高崎には散歩道が少なかった。桜観音橋の開通で、高崎に美しい散歩道ができ、市の発展につなげていきたい」とあいさつした。また、市長は「将来は、ここからのパノラマを見ながらワインやパスタを楽しめるよう計画していきたい」と考えを示した。国土交通省高崎河川国道事務所の信太所長は「高崎市と計画を進めておりまもなく認められることと思う」と述べ、これから烏川緑地の活用が本格化しそうだ。
 高崎商工会議所の原会頭は「桜観音橋は佐野のわたし駅とともに高崎の歴史文化を感じさせる。高崎が情緒あふれ、潤いのあるまちになるよう官民が力を合わせていきたい」と祝辞を述べた。
 開通式の後、渡り初めが行われ、大勢の市民が橋を渡って烏川緑地を散策した。橋には展望デッキが設けられ、観音山丘陵を一望できる。烏川緑地を訪れた市民は、かつてはここでボート遊びができたことなど、思い出話しをしながら、水辺を楽しんでいた。
 桜観音橋の利用時間は、河川内が整備中のため、当面は午前6時から午後7時。