まちが幸せでいっぱいに

(2015年5月23日)

郷平さんと菜乃花さんがまちなか結婚式

 23日に南銀座商店街でまちなか結婚式が行われ、新郎の外処郷平さん(28)、新婦の松本菜乃花(なのか)さん(26)が200人に囲まれて愛を誓った。
 会場となった南銀座商店街は、郷平さんが生まれ育った場所。郷平さんと菜乃花さんは、まちへの思いを込めて、商店街での結婚式と音楽センターホワイエでの披露宴を決めた。
 まちなかオープンカフェの会場として歩行者天国になった商店街の中央に敷かれた赤いカーペットを歩く郷平さんと菜乃花さんを200人が取り囲んで祝福した。通り一面にフラワーシャワーが舞って、まちが幸せに包まれた。郷平さんは「想像以上の人が来てくれてうれしさでいっぱいです。みなさんにまちの良さを知ってもらい、また足を運んでほしいです」、菜乃花さんは「涙をこらえるのが大変でした。幸せでいっぱいです。愛を大切にして支え合っていきたいです」と話していた。
 郷平さんの父で南銀座商店街理事長の外処友延さんは、商店街での結婚式を二人から最初に相談された時は、思いとどまるよう説得したが、二人の高崎に対する熱い気持ちに押し切られたそうだ。高崎市と高崎商工会議所、まちなかの関係者、二人の友人など多くの力に支えられて、まちなか結婚式が実現し、外処理事長は感謝の気持ちを示していた。高崎商業高校吹奏楽部とブライダル部の生徒たちも、演奏やスタッフとして、このまちなか結婚式を応援。音楽センターでの披露宴は、商店街の飲食店による料理や高崎、群馬の名物弁当などが提供され、地元へのこだわりで参会者を楽しませた。