水害も加え危険箇所を点検

(2015年6月5日)

6月に延べ1400人動員

 高崎市は、昨年に引き続き、市内の危険箇所の総点検を6月に実施する。台風や大雨、ゲリラ豪雨が日本全国で多発し、土砂災害や水害で多くの人命が失われるなど甚大な被害が発生していることから、高崎市は防災に力を入れている。
 昨年は、土砂崩れ、河川氾濫、樹木の倒木などを重点に8月に総点検を実施したが、今回は、長雨や台風のシーズンを前に総点検することにした。昨年の点検個所に加え、過去の浸水箇所データをもとに、水害等の発生危険箇所と現在の状況について、地元区長を職員が訪問し、聞き取り調査を行う。新たな対象となるのは、高崎地域128町内会、支所地域59町内会、用水路では長野堰、貝沢堰、地獄堰など9つの堰。
 高崎市では、この総点検を通じて防災意識の高揚と災害への備えを充実強化する考え。災害の発生が予測される場合は、市民への注意喚起を行い、災害の発生防止に努めていきたいとしている。