ホタル観賞の「夕涼みパック」が大好評

(2015年6月23日)

写真を拡大地域の写真愛好家によるホタル写真
写真を拡大牛伏ドリームセンターと赤谷公園
写真を拡大牛伏山あじさいの路

牛伏ドリームセンター

 吉井町の市営牛伏ドリームセンターでホタル観賞と食事が楽しめる「夕涼みパック=1300円税込」が大好評となっている。夕涼みパックは6月1日から開始され、20日までに100人を超える利用客が楽しんでいる。

●一杯飲んでから幻想的なホタル観賞
 ドリームセンター南側の赤谷公園は、貯水池に小川が流れる美しい里山風景が広がっており、ホタルの生息地となっている。夕涼みパックは、ドリームセンターで、ひと風呂浴びて一日の汗を流し、食事とビールの後に、赤谷公園のホタル観賞を楽しむ夕涼みの手軽なフルコースで、リピーターもいるほどの魅力となっている。
 今年のホタルは例年よりも発生が早く、5月末から飛び始め、ドリームセンターは「真っ盛りの時期が早くなりそうなので、多くの市民に鑑賞してほしい」と言う。天候によって飛び回るホタルの個体数は違うそうだが、6月の午後7時過ぎから9時頃が見頃で、思わず声が上がってしまうほどの、幻想的な光を眺められるそうだ。「夕涼みパック」はホタルシーズンの終了後も夏季は継続し、納涼期の9月30日までとなっている。

●牛伏山は1400株のアジサイが見頃
 ドリームセンターから牛伏山頂に向かう登山道は「アジサイの路」として、沿道には1400株のアジサイが花を咲かせている。アジサイの開花も例年より早く、今が見頃となっている。アジサイの散策客、牛伏山のハイキング客に向けた「初夏の休憩パック=1000円」を7月15日までの平日期間限定で提供している。牛伏山のアジサイは7月中旬頃まで楽しむことができる。ドリームセンターから山頂までは徒歩で約1時間。

●利用者増めざし魅力づくり展開
 牛伏ドリームセンターは、吉井町が平成5年に吉井クリーンセンターの余熱を利用した保養施設として建設し、屋内ゲートボール場が隣接しており、合併により高崎市が継承した。宿泊は72人、入浴休憩、食事、会議、宴会等で利用でき、開設当初はにぎわったが、厳しい決算状況が長く続いている。東日本大震災の際、被災地からの避難者の受け入れ施設となり、一般客の受け入れを停止したこともあって利用者が減少した。
 ドリームセンターでは、牛伏山の自然や吉井地域の特色を生かした取り組みに、今年度から力を入れている。先に行われた「どろんこまつり」では、来場者に入浴でさっぱりしてから帰宅してもらおうと、同まつりの会場でチラシを配ったところ、大勢の利用者があり、館内レストランの売上も大きく伸びた。「館内が泥で汚れる心配はあったが、汚れないような工夫で対応できた」と知恵を絞り、どろんこまつりで体が冷えた来場者から喜ばれた。
 ホタル観賞と組み合わせた「夕涼みパック」、アジサイ散策と組み合わせた「初夏の休憩パック」は、地域の観光資源を生かした新しい取り組みで、ドリームセンターでは今後も市民や観光客に喜ばれる企画を打ち出していきたいと意欲いっぱいだ。
牛伏ドリームセンターの利用はこちら。
http://www.city.takasaki.gunma.jp/docs/2013121300650/

【夕涼みパック】(6月1日~9月30日)
 休憩・入浴・食事・生ビール(またはソフトドリンク)のセットで1300円(税込)。利用時間は午後5時から7時30分。当日正午までに要予約。お子さまメニュー有。ホタル観賞の季節は現地まで案内。5人から無料送迎(高崎市内)。
ホタル情報など詳しくはこちら。
http://www.city.takasaki.gunma.jp/docs/2015060200022/

【初夏の休憩パック】
 休憩・入浴・食事(ジュース付)。平日の午前10時から午後5時までの限定。利用時間は3時間。5人から無料送迎(高崎市内)。