仕出し弁当で食中毒

(2015年7月10日)

発症者が40人に

 高崎市保健所は、高崎市内の仕出し弁当店の弁当による食中毒で40人が発症したと9日に発表した。
 食中毒の原因となったのは、同店が7日に提供した仕出し弁当で、弁当を食べた市内事業所の73人のうち、40人が発症した。患者の共通食が同店の弁当であったことから、高崎市保健所は、この弁当が原因とした。市内の医療機関から7日夕に連絡があり、調査した。
 患者は20代から70代の男女で、医療機関を受診した人が16人、全員が快方に向かっている。高崎市保健所は同店に対し平成27年7月9日から11日まで営業停止処分とした。同店は、7日夜から営業を自粛している。
 今年に入って高崎市内で発生した食中毒は3件目。これまでの2件の患者数は72人で、1月に発生したノロウィルスの食中毒では67人が発症し、患者数が多い事案が発生している。