ビック高崎選手が小学生を指導

(2015年7月27日)

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ビックカメラ高崎ソフトボール教室

 ビックカメラ女子ソフトボール高崎(ビックカメラ高崎)のソフトボール教室が25日に下大類町の流通センター運動広場で開催され、高崎市内、群馬県内の小学生ソフトボールチーム11チーム、150人が参加した。
 宇津木麗華監督は、ボールの握り方やキャッチボールを指導。守備練習では自らバットを握ってノックを行った。チーム選手が子どもたちにマンツーマンのアドバイスを行い、技術力向上をはかった。山本優主将は「チームの団結を伝えたい」と話し、参加した子どもたちは、憧れの選手から指導を受けながら、元気いっぱいに練習に励んだ。
 上野由岐子投手兼コーチのピッチング教室では、スピードボールの投げ方を子どもたちに伝授。「力を入れなくても、右手、左手、右足、左足をバランスよく使えば速いボールになる」と上半身の使い方や体重移動の方法を、マウンドに立って実演、説明した。上野投手は、捕手のかまえるきわどいコースへのコントロールなど、世界一の投球を子どもたちの目の前で披露した。
 ビックカメラ高崎がソフトボール教室を開催するのは今回が初めて。今後は、中学生、高校生を対象にした教室を開催していきたいと考えている。宇津木麗華監督は今回のソフトボール教室について、「一流の選手との交流を通じて、子どもたちにソフトボールの楽しさを知ってほしいと思います。子どもたちが、ソフトボールの楽しさを知って、ソフトボールをやりたいという子どもたちが増えてほしいと思います」と話す。
 ビックカメラ高崎は日本リーグの前期シーズンを11勝2敗でトヨタ自動車と同率首位で折り返した。宇津木監督は「前期は、できすぎ、と言ってもいい結果でしたが、後期もこの勢いを続け、本当にビックカメラ高崎が強いことを示し、優勝を勝ち取ります」、山本主将も「一戦必勝で戦いたい」と闘志にあふれている。
 8月7日から9日まで岐阜県で、5年ぶりとなるジャパンカップが開催され、日本、アメリカ、オーストラリアによる国際大会となる。宇津木監督が日本代表の監督をつとめ、ビックカメラ高崎から上野由岐子、中野花菜、浜村ゆかり、市口侑果、山本優各選手が選ばれている。宇津木監督は「ジャパンカップが開催されるのは5年ぶりで、2020年の東京オリンピックでソフトボール競技が復活するためにも大切な大会となります。ソフトボールが世界の人々が愛される競技であり、そして日本が世界一強いことを、全国のみなさんに見てほしいと思います」と話している。