びっくり舞茸 ㈱キノコ輪大(わーるど)/(倉賀野)

(2014年5月21日)





びっくりする!大きさ!色!味!

 ㈱キノコ輪大の舞茸の箱を開けると、その大きさと色に「びっくり!」する「びっくり舞茸」はお客さんの声から名付けられたもの。一日最大1920株の舞茸を生産できる工場では、17人の従業員が明るい笑顔で作業していた。箱詰め作業に携わる女性達が『青い山脈』の『びっくり舞茸』バージョンの替え歌を披露してくれ、最高級品の舞茸は、従業員の愛と元気に支えられていることがわかる。

長年の技術研究の成果

 代表取締役の鈴木晴男さん(66歳)は、工専で機械工学を学び機械金属の会社に就職。35歳の時、「何か新しいことをやってみたい」と思っていた時、たまたま友人から舞茸の人工栽培成功の話を聞き「面白そう」とのめり込んだ。当時、1キロ2万~3万円もした人工舞茸。桐生市の森産業㈱から技術支援を受け、舞茸生産の環境作りの長い研究がスタートした。舞茸が育つ環境は①炭酸ガスの濃度 ②温度 ③湿度 ④照度の4つで、「キノコの形にならなかったり、菌が死んでしまったりと失敗の繰り返しだった」という。「ようやく最近、環境作りができた」と長年の苦労を振り返り「山あり谷あり、面白かったですね」と話す。

感動が人を動かす

 キノコ輪大では、新鮮な舞茸とその加工品を店頭販売している。お手頃価格の家庭用(350円税込~)や袋入り(1株1050円+税~)、贈答用の箱入り、炊き込みご飯の素などが並ぶ。奥様の美和子さんおすすめの舞茸料理は「天ぷら」や「ガーリックバター炒め」「酢の物」など。「感動がないと人は動かない」と話す美和子さんの言葉通り、びっくり舞茸の味には感動がある。ぜひ、美和子さんお手製レシピもあるので、試してみてほしい。

店名・名称 ㈱キノコ・輪大(わーるど)
住所 〒370-1201 高崎市倉賀野町4230
電話 027‐346‐6159
営業時間 10時~16時(日曜・祭日定休)
定休日 -
HP http://www.kinoko-world-maitake.com
備考 Fax:027‐347‐0947