レストランウェディングから飲食店経営に本格参入

(2009年2月)

レストランウェディングから飲食店経営に本格参入

レストランウェディングから飲食店経営に本格参入レストランLohas(上中居町)

レストランウェディングから飲食店経営に本格参入代表取締役 平児玉 博樹さん

有限会社ティープロダクト

 平成8年に大手の結婚式場から独立して、レストランウェディングをプロデュースする㈲ティープロダクトを始めた平児玉社長。県内・市内のレストランや料亭を利用したレストランウェディングのプロデュースをする中で、平成17年にレストランを併設した教会「Ray of path Church」を直営で上中居町にオープンしたのをきっかけにレストラン事業に乗り出した。  コックは古くからの知り合いに頼み、味や素材探しは人任せにせずメニユー作りにも携わった経験を活かし、翌年ウェディングから切り離したレストラン「Lohas」をオープンさせた。

 平児玉さんは流行の飲食店ではなく、環境や健康への意識が高い人々のライフスタイル〝ロハス〟の考え方をコンセプトとし、癒しの空間を提供するカフェバー「P.cafe」を平成19年に井野町にオープンと立て続けに飲食店をオープンして行く。ロハスの考え方に沿った店舗展開はイオンの目に留まり、昨年埼玉県越谷市のイオンレークタウンに健康ドリンクカフェ「キラリカフェ」を出店する。

 今やレストラン事業の売上はウェディング事業を凌いでいる。ウェディングは、式場での結婚式から一日一組限定のハウスウェディングやレストランウェディングなどに変ってきている。8年前にいち早く高崎でレストランウェディングを始めた平児玉さんの先見の明はレストラン事業でも変らない。ウェディング事業はティープロダクトの太い柱だが、レストラン事業は第二の太い柱となっている。

 忙しい中、時間が取れれば店舗に出向き味とお客さんの反応を見て、スタッフへの指示も怠らない。

 ビジネスは高崎の諸先輩に教えを導いてもらった経験から、元気な高崎で事業を展開していきたいと高崎での店舗が中心。平児玉さんのチャレンジに同業者からレストラン再生の依頼が来るほどになっている。

ちょっと一言

 新しい店舗の出店に当たっては人材の確保が大事。方向性を示し、それに共感して頑張ろうという気持ちのある人に運営を任せている。「基本的に人には能力の差はなく、やる気さえあれば道は開ける」というのが平児玉さんの持論だ。

レストランウェディング ティープロダクト
高崎市江木町298-1
TEL:027-321-9750
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~tproduct/

高崎商工会議所『商工たかさき』2009年2月号

高崎の都市戦略 最新記事

勝ち残る専門店

グラスメイツ
グラスメイツ
メガネ店の店員も買いに来るメガネ専門店
辰巳
辰巳
印傳と陶器の専門店/県外からもお客様
有限会社三洋堂
有限会社三洋堂
パソコン全盛時代に書道のおもしろさを伝える

すべての記事を見る