「全て」の業務を自社で行う駐車場トータルプロデュースという新分野に進出

(2009年月)

「全て」の業務を自社で行う駐車場トータルプロデュースという新分野に進出

「全て」の業務を自社で行う駐車場トータルプロデュースという新分野に進出代表取締役 古賀 雅之さん

有限会社高崎保安機材

 高崎保安機材は、工事関連の看板・掲示板や保安用品等を製造販売している企業である。“全員がアイデアマン”という自負のもと、あくまでもオリジナルの発想や商品にこだわる。今ではお馴染みとなったが、工事看板に群馬県のマスコットキャラクター“ぐんまちゃん”を使用するアイデアは、高崎保安機材の提案から生まれた。企画・デザインから製造・施工・設置まで自社で行うからこそ、新アイデアはすぐに実践。生み出されたオリジナル商品は数知れず、特許や実用新案を取得したものも多い。

「公共事業が激減している以上、新分野への参入が必要」と考える古賀さんが、看板業務で商業施設を訪れた際、駐車場に着目した。「様々な駐車場へ足を運びましたが、建物ばかりに予算や視点が集中しています。事故や怪我が起こりやすい駐車場こそ、綿密な計画性が必要なのです」。そこで、看板設置だけでなく、駐車場の安全性や利便性を考えた駐車場全体の設計から建設業者が行っていたライン工事や防護柵設置までを自社で行う『駐車場トータルプロデュース』を開始した。

 新事業は、県外のショッピングセンターからも依頼や問い合わせがあるほど評価されている。かつて看板業者の目線で、駐車場の安全性についてお客さんの相談にのり、看板の配置や設置場所・角度、誘導線などを少し変更するだけで、駐車場の安全性や利便性が大幅に向上した。こうしたノウハウで他の業者との差別化を図っている。これまで本業で積み重ねた信頼も追い風となり注目されている。

 「ニーズを把握し、私達に何が出来るか。今はそれを見つめ直す大切な時期だと思います」と古賀さん。『お客様のために出来ることは何でもやろう』という姿勢が数々のアイデアと新規事業を生み出してきた。

 『駐車場プロデュース』もこの姿勢から生まれたものだ。この姿勢を継続し、未知なる隙間産業の発掘を続けるという。

ちょっと一言

 高崎保安機材では、群馬県のローカルヒーロー“超速戦士G-FIVE”の活動を支援している。「自分達も楽しみながら」という古賀社長の言葉通り、遊び心たっぷりのイベントは毎回大成功。絶大なPR大使として活躍中!!

有限会社高崎保安機材
代表取締役 古賀 雅之
住所:高崎市剣崎町113
TEL:027-344-1811
FAX:027-344-0970
URL:http://www.takasakihoankizai.com/

高崎商工会議所『商工たかさき』2009年12月号

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