健康の秘訣はチームで楽しむサッカー

(2011年5月)

阿久澤さん

阿久澤電機株式会社・阿久澤茂さん

 高校生のときにサッカーを始めた。3年生になるとキャプテンを務め、昭和43年の福井国体に、関東代表の主将として試合に出場。「国体に出場した時には、自分のサッカー人生で一番といっていいほど大きな喜びを感じました」と当時を振り返る。

 大学・社会人とサッカーを続けていたが、群馬に戻り家業を継いだとたん仕事が多忙になり、一時中断した。事業が軌道にのり、時間的に余裕ができたのは40代前半の頃。この頃は群馬シニアサッカーリーグがすでに発足。40代、50代、60代と年代別にチームができていた。ちょうど高校の時の後輩が、40代チームへ誘ってくれたので、サッカーが心底好きな阿久澤さんはブランクも気にせず、すぐに入団した。

 シーズンになると、週に1回は公式試合が行われる。もともと運動能力に長けている阿久澤さんは、試合の中で技術を磨き、チームに溶け込んでしまう。しかし、50代になり、体力をキープすることが難しいと感じるようになってきた。そこで、シーズン中を中心に週に数回スポーツジムに通い、走りこみをするよう心がけている。おかげで現在まで、大きな病気にかかったことがないという。

平成17年全国シニアサッカー大会で3位に輝く!

 平成17年に行われたシニアサッカー大会では全国大会に出場、3位の成績を収めた。阿久澤さんも、チームもどんどん力をつけ、衰えを知らない。「サッカーは生活の一部。メリハリがつくから、仕事も順調にこなせます」と阿久澤さんはにこやかに話す。

 昨年1年間、監督を兼任。スペインリーグFCバルセロナのイニエスタ選手のファンというだけあって、頭を使った、スマートなプレーを頭に描きながら、みんなをサポートした。「サッカーで勝つことはとても大事。しかし、メンバーとのコミュニケーションはそれと同じくらい重みのあることですから」と勝敗重視に偏らない、楽しくプレーできるチーム作りをモットーに取り組んでいる。

 今年はいよいよ60代チームへ参加予定。新しいステージで、さらにサッカーが楽しめるのではと期待している。

ちょっと一言

阿久澤さんは、高崎だけでなく、毎週県内外各地に行ってプレーをしている。最近感じているのは、高崎にサッカー場が少ないこと。首都圏を中心に多くは芝のサッカー場だが、市内には浜川競技場のみ。「サッカーだけでなく、スポーツ全般において、高崎は後れている。新しい高崎市になって、スポーツ施設がより充実することを期待します」と話してくれた。

阿久澤電機株式会社

代表取締役 阿久澤茂
住所:高崎市問屋町2-4-6
TEL:027-362-3457

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