最新鋭の消防車など三台導入

(2009年2月16日)

最新鋭の消防車など三台導入県内初導入の指揮支援車

現場で強み県内初の多機能車

 高崎市等広域消防局は、最新鋭の消防車など三台を十三日に導入した。

 導入したのは、指揮支援車、大型水槽付化学ポンプ車Ⅰ型、水槽付消防ポンプ車Ⅱ型。指揮支援車と大型水槽付化学ポンプ車は県内で初めての導入となる。

 指揮支援車は、厨房、ベッド、簡易トイレなどを搭載した多目的車で、現場での指揮支援のほか、傷病者が多数発生した場合の応急救護所、大災害が発生した場合は、緊急消防援助隊として使用できる。悪路に強い四輪駆動車。山林火災、大型災害などの場合、現場での作業が長期化した例もあり、隊員の仮眠や現場支援など最前線での活躍が期待されている。冷蔵庫、パソコン、デジカメ、通信機器も備えている。テロ対策として、有毒物質を洗い流すシャワーも備えている。消防本部に配備される。

 大型水槽付化学ポンプ車は、8千リットル(通常の十倍)の水を搭載可能で、通常火災、危険物火災に対応している。これまで化学車は、搭載水量が少なく、タンク車も同時に出動しなければならなかった。導入車は一台ですむことから、機動性が高まり、柔軟な人員配置が可能となる。北署に配備される。

 水槽付消防ポンプ車は、2千リットルのタンク車に最新鋭のキャフス装置を備えた。同装置は、水と空気を混合し、泡状に放水するもの。水の表面積が多く消火効率が高まる。通常の放水に比べ約8倍の性能を発揮することできる。住宅密集地、山林など水利確保が難しい場所で有効。またマンション火災では、下階の水損防止の効果もある。松井田分署に配備。高速道での交通救助、山岳救助に備え、工作車と同等の救助資機材も搭載している。

 松浦市長は「最新鋭の多機能車両が大きな力になる。十分に活用してほしい」と期待。消防局では、「車両の能力を発揮できるよう訓練を重ね、職員一丸となって任務を遂行したい」としている。

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