54年の歴史に幕/吉井町で閉町式

(2009年5月25日)

54年の歴史に幕/吉井町で閉町式吉井町旗を降納する斎藤町長

 五月二十三日に吉井町閉町式が同町産業文化会館大ホールで行われた。  式辞で斎藤軍雄・吉井町長は「昭和三十年に吉井町、多胡村、入野村、岩平村が合併し吉井町が誕生、豊かな自然の恵みの中で発展してきた。まちづくり地域づくりへ情熱的に取り組んでいる町民の努力で、課題を一つひとつ克服してきた。六月一日に高崎市と合併し、南玄関としてさらに発展することを念願する」と式辞を述べた。

 吉井町議会の飯塚邦広議長は「住民に要望に応える責務があり、七年の紆余曲折を経て合併を決断した。さびしさも感じるが、明日の世代のために高崎市として発展することを信じている」とあいさつした。  来賓の大沢正明知事(代理西部県民局長)は「多胡碑は千三百年前の合併の記念碑。高崎市と合併し、歴史と伝統は揺らぐことなく個性的な地域づくりの契機となることを願っている」。

 松浦市長は「五十四年の歴史に幕を閉じ、町民の思いもひとしおで、不安と期待を持っていることと思う。三十七万都市として新たな一歩を踏みだし、合併して良かったと感じてもらえるよう全力で取り組みたい」。新井利明藤岡市長(代理副市長)は「広域圏として長年にわたって協力いただき感謝したい。高崎市に中でも吉井らしいまちづくりを進めてほしい」と祝辞を述べた。

 吉井地域選出の角倉邦良県議は「吉井は高崎の南玄関として発展の可能性を持っている。吉井住民が助け合い、協力して発展の力を作り出す時だ」、宮前鍬十郎・多野郡町村会長は「時代の流れとはいえ、私たちにとってはさびしい限りだが、西毛の中核的な役割を担う新高崎市でも活躍してほしい」と話した。

 吉井町教育委員等十五人に感謝状が贈られ、森賢六教育長が「私たち吉井町民の幸せを願い力を尽くしてきた。いざ町を閉める段になると愛惜の念を禁じ得ない。合併を多胡碑に匹敵する金字塔として後世に残したい」と述べた。

 子どもたちを代表し長井天斗くん(入野小六年)は「三つのお願いがある。吉井町の自然を残してほしい、運動公園で楽しく安全に遊びたい、吉井町の行事を続けてほしい。便利で暮らしやすく、思い出がいっぱいつくれるまちをつくりたい」。東崎夏凛さん(中央中三年)は「町は思い出であふれ、自然を大切にし、人と関わる大切さ、楽しさを教えてくれた。合併するのは正直、さびしいが大好きな自然と地域の人々のやさしさは変わらない。これからもあたたかい心で見守ってほしい」とメッセージを朗読した。

 列席者全員で「蛍の光」を歌い、吉井町旗を降納。また「ふるさと」を合唱し閉町式を終えた。

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