小栗公の生き方を讃えた福沢諭吉/小栗まつり

(2009年5月25日)

小栗公の生き方を讃えた福沢諭吉/小栗まつり小栗公の墓前に香を備える参会者

 二十四日に倉渕地域で幕末の偉人、小栗上野介公を偲ぶ「小栗まつり」が開催された。主催は同公顕彰会(市川平治会長)。小栗公の命日、五月二十七日にあわせて毎年開催され、地域外からも多くの歴史ファンを集めている。

 倉渕中央小体育館では小栗公の生涯と業績を紹介する企画展、小栗公の墓所、東善寺では演奏会や講演会、物産市でにぎわった。また、倉渕地域の小栗公史跡巡りが行われ、姉妹観音や慰霊碑などを顕彰会スタッフが案内した。

 記念講演会では、作家の岳真也さんが、「小栗忠順と福沢諭吉」をテーマに、二人の接点について話した。小栗公と福沢は遣米使節団として渡米し、サンフランシスコで顔を合わせているはずだと岳さんは考えている。二人は信頼しあい思想的にも共通点が多い。維新後、官賊扱いされていた小栗公を東郷平八郎が名誉回復させたのと同様、福沢も著述の中で、小栗公の生き方を讃えていた。小栗公が存命なら慶應義塾に匹敵する権田村義塾、大学がこの地にできていたかも知れないと話した。

 墓前祭では、村上泰賢住職の読経で、参会者は小栗公の墓前に香を備えて遺徳を偲んだ。

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