二十一世紀は予防医学が重要に

(2009年7月1日)

二十一世紀は予防医学が重要に舞の海さんが記念講演

ヘルスパーククリニックオープン

 医療法人社団美心会黒沢病院附属ヘルスパーククリニック(黒澤功理事長)が七月一日にオープンすることを記念し、六月二十九日に市内ホテルで記念講演会が行われた。

 ヘルスパーククリニックは、病気の発見と予防のためにMRIなど最新の医療機器、フィットネスジム、天然温泉を備えた複合施設。高度な地域医療を提供し、健康増進に役立ててもらう。黒澤理事長が二十年前から構想を練ってきた施設。

 黒澤理事長は「これまで地域のために何をしたらいいのか考え努力してきた。日本人の約六割が生活習慣病で亡くなっている。予防医療に力を入れていく必要がある。病気に気付いていない半病人を病人にしないことが大切」と病院の足跡を振り返りながら、これからの医療の方向について考えを語った。同クリニックの佐藤裕一院長が「MRI/CTによる心血管ドックの最前線」をテーマに冠動脈疾患の診断事例などを紹介し「今までになかった新たな人間ドックができるようになった。世界一の予防医療施設をめざしたい」と講演した。

 記念講演では、元小結舞の海修平氏が「可能性への挑戦」をテーマに、新弟子検査で身長が足りないため、頭部にシリコンを入れた苦しさや、相撲界の裏話など披露し会場を沸かせた。横綱・曙と対戦し「怖いと思うと戦略が立てられない。発想を転換してみよう」と話した。

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