まちの活性化をめざし交流の場づくり

(2009年10月6日)

まちの活性化をめざし交流の場づくりせせらぎ通り・アートマーケット

まちの活性化をめざし交流の場づくり大手前通り・昼市

 9月20日、中心市街地で、まちのにぎわいづくりと商店街活性化をめざし、二つのイベントが開催された。

 東一条通りでは、「まちは出会いと発見の見つかる宝箱」をテーマにアートマーケットが行われた。同通りが水の流れをいかした「せせらぎ通り」として改修されたのを機に昨年から実施され、今回が二回目。まちの芸術家、工芸家を中心にフリーマーケットで四十店が出店し、通りの個性を打ち出している。南米音楽のフォルクローレを奏でるロス・アンデスのコンサートや薪ストーブで焼いたピザの試食会で、来場者を楽しませた。

 東一条商店会の高木賢次郎会長は、「まちに出かけてみたいと思っている人は多い。小さな規模のイベントでも、仕掛けていくことが大事だ。やる気のある商店街ができることをやっていけばいい。手作りの良さを生かし、お互いに交流し楽しんでもらえた。行政は、市民や若者が参加できる場を提供していくことが必要だ」と話している。

 大手前通り、さやもーるでは「たかさき昼市」が行われた。この事業は、高崎市、商店街、高崎経済大で構成する「高崎元気再生推進協議会」に夜社会実験で、八月から毎月一回、第三日曜日に開催していく。地産地消の推進と商店街のにぎわいづくりを目的に、同大経済学部の久宗周二准教授のゼミ生を中心に三十人がイベントを企画、運営している。来街者は、榛名や倉渕地域の果物、野菜を買い求めたり、なめこ汁の試食会など高崎の味を楽しんだ。産直梅干しの種とばし大会やクイズラリーなども行われ、商店街ににぎやかな声が響いた。

 運営した高経大二年生の市川春奈さんは「自分と同じ名前の榛名の梅の販売を担当した。品物の良さがお客様に伝わるようにアピールするのが難しかった」、三年生の萱野万葉さんは「種飛ばし大会は、公式記録を残し、継続させ定着させたい。記録が伸びて行けばうれしい。この昼市で来街者が増え、高崎のまちなかが活気づけば、空き店舗にも新しい出店者が入ってくるようになると思うのでがんばりたい」と意欲を見せている。

高崎の都市戦略 最新記事

勝ち残る専門店

グラスメイツ
グラスメイツ
メガネ店の店員も買いに来るメガネ専門店
辰巳
辰巳
印傳と陶器の専門店/県外からもお客様
有限会社三洋堂
有限会社三洋堂
パソコン全盛時代に書道のおもしろさを伝える

すべての記事を見る