多彩な音楽性に期待の声/高崎音楽祭

(2009年10月26日)

 第二十回高崎音楽祭の多彩な事業が二十二日から二十五日の連日にわたって開催された。

 二十二日には、高崎音楽祭二十周年記念レセプションが市内ホテルで行われ、これまでの出演者が出席するなど高崎音楽祭への期待の声が各方面から寄せられた。今年のメインコンサートで演奏する千住明さんらが顔を揃え「記念すべき第二十回に演奏できて光栄。高崎音楽祭とともに成長していきたい」とあいさつした。昨年の音楽祭に出演し、最も来高回数の多い熱帯ジャズ楽団のカルロス菅野さんは「音楽を愛し、音楽祭を継続してくれるまちは少ない。これからも長く音楽祭を続けてほしい。また高崎で演奏したい」と期待した。

 翌二十三日は、群馬交響楽団と千住明、大貫妙子らが共演するシンフォニックコンサートが開かれ、「風林火山」や「Shall We Dance?」などを演奏。二十四日には東京スカパラダイスオーケストラのコンサートが音楽センターで開かれ、場内総立ちで盛り上がった。

 二十五日は高崎マーチングフェスティバル、団塊おやじバンドフォークコンサート、ヨーデルコンサート、県内大学生が企画したストリートイベント「プライム」が中心市街地で行われ、市民を楽しませた。ヨーデルの演奏者は国内では少なく、軽快なアルプス地方の楽曲やアルペンホルンの音色がファンを魅了した。

 学生イベント「プライム」では、東二条通りを会場に、午後五時からストリートファッションショーが行われた。オーディションで選ばれた県内の若者モデル八十人が出演。市内のブティックやヘアサロンの協力で、高崎の若者文化をピーアールした。優勝した田丸力也さんは「自分が選ばれるとは思っていなかった」、渡辺慶子さんは「みんなかわいい子ばかりだったので驚いている」と喜びの声。プライム代表の高橋絵理奈さんは「高崎音楽祭の中で開催し二年目。大勢の方に来場して楽しんでもらえた」と話している。

これからの事業は、高崎市金沢市友好都市交流「オーケストラ・アンサンブル金沢」十月三十日(金)午後七時開演。高崎市文化会館。全席指定4000円。指揮=飯森範親、フルート=パヴェル・フォルティン、管弦楽=オーケストラ・アンサンブル金沢。

「クラシックコンサート」十月三十日(金)午後一時三十分、午後三時三十分。高崎高島屋、高崎スズラン。無料。出演は群馬交響楽団(高崎スズラン)、アンサンブル金沢(高崎高島屋)。

 「TAKASAKI CLUB JAZZ FESTIVAL」十一月二日(月)午後七時開演。エテルナ高崎。オールスタンディング5500円。

 協賛事業で「加山雄三 with 加瀬邦彦&ザ・ワイルドワンズ」十一月十六日(月)午後六時三十分開演。群馬音楽センター。全席指定5250円。

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