政治を転換し新たな経済成長を

(2009年11月9日)

政治を転換し新たな経済成長を支持者にあいさつする中島氏

中島政希衆議

 先の衆院選で当選した民主党・中島政希氏を囲む会が、十月三十一日に市内ホテルで行われ、支持者約三百人が集まった。中島氏は、これまでの政治活動をふりかえり、支持への謝意と政治信条を次のように語った。

中島氏談:衆院選では、私の理念が鳩山政権で実現するならば、自分政治生命はここで終わってもいいという思いだった。当選し、皆さんから新しい目標を定め、がんばれと励ましていただいた。

 政権交代で価値観が大きく変換した。混乱もある。今まで当たり前のように考えられていたことが、そうではなかったということに、なかかな皆さんが納得できない。革命が起こるとそうしたことにぶち当たる。今まで政治を進めてきた価値が、大きく変わる時期に来ている。

 八ツ場ダムについては様々な議論がある。私が研究した結果では、これはいらないと思っている。八ツ場ダムを一つ作れば、利根川流域の洪水はなくなる、水不足もなくなると言われてきた。八ツ場ダムだけでは、百年に一度の洪水を防ぐことはできないし、百日続くような大渇水では、二、三日分の効果しかない。

 八ツ場ダムに3百億円の予算を使っている。日本が抱える問題は大きく変化してきた。例えば特別養護老人ホームの入所を待っているお年寄りが、群馬県だけで8千人いる。六十人くらい収容する特養が10億円でできる。そこに六十人ほどの雇用が生まれ、出入りする業者さんも含めれば、地域経済への波及効果も大きい。「コンクリートから人へ」の税金の使い方を変えようと鳩山さんが言う。そうしないと日本の新しい経済成長を作り出していけない。新しい雇用を生み出していくことはできない。

 転換期を見極め、大きく政治を転換しなければ、国力が衰えてしまう。それが政治の責任だ。なかなかそれができずに惰性のままで行ってしまう。それを実行するのが政治だと思っている。鳩山政権がやろうとしていることは、時代の流れに合ったことだと、やらなければいけないことだと私は考えている。

 先ほど、鳩山首相から「雨天の友」とメッセージをいただいた。今、鳩山政権は順調で、官邸には人が溢れているが、彼のところに人が寄りつかない時もあった。私はそういう時期の鳩山さんを支えてこられたことを誇りに思っている。何年かすれば、官邸から人がいなくなってしまう時期が来るかもしれない。そういう時に励ましあう雨天の友でありたいと思っている。私にとって、皆様こそ雨天の友であり続けていただいた。挑戦と敗北を繰り返した私の政治人生を、皆様が支えてくださった。群馬に新しい政治の流れをつくるための長い物語を勝利の物語として完結することができたことを皆様とともに祝いたい。

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