サントアンドレ市から教科書2千冊が寄贈に

(2009年11月16日)

サントアンドレ市から教科書2千冊が寄贈にサントアンドレ市から贈られた教科書

 高崎市の姉妹都市ブラジル・サントアンドレ市から、ポルトガル語の教科書2269冊が、高崎市国際交流協会に寄贈された。

 高崎市在住の子ども達も通うブラジル人学校(前橋市)では、昨年来の経済不況で、子ども達の親の解雇や収入減により、生徒数が減少するなど運営が厳しく、教科書も手に入れにくかった。高崎市国際交流協会外国語相談員のペイショット法子さんが、今年二月に同校から子ども達の教育や親の就業について相談を受け、市では同日に対応を協議。サントアンドレ市の日系人団体であるABC文化協会に事情を説明し、支援を求めた。

 ABC文化協会の代表とサ市と協議を重ねた結果、サ市が支援をしてくれることになり、サントアンドレ市長が教育部局を通じて使用していない教科書をABC文化協会に寄附。五月に同文化協会では、この教科書を日本に輸送する運搬費用を捻出するため、寄附集めに尽力し、サントアンドレ日系連合会が負担することになった。

 サ市から贈られた教科書は、一年生から四年生までのアルファベット、国語、算数、理科、歴史、地理など全2269冊で重量は約1トン。九月に東京港に入港、関税や国内運搬費用については、高崎市国際交流協会が負担し、十月九日に高崎市に到着した。

 高崎市国際交流協会では、寄贈された教科書をブラジル人学校、市内に在住するポルトガル語を母国語とする子ども達に配布する。群馬県や群馬大学など関係機関とも協力し、県内に在住するポルトガル語を母国語とする子ども達にも配布する予定。

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