新ホールは都市集客施設に/松浦市長

(2010年2月26日)

 松浦市長は、24日の高崎市議会総括質疑に答え、22年度の施政方針を示した。

 新たな芸術文化ホールについては、市民の芸術文化の拠点、群馬交響楽団の支援、都市集客機能を三本柱とする。群馬音楽センターは、恒久的に保存し、有効活用する。

 松浦市長は、三点目の都市集客機能を重視し、高崎の成長戦略に位置づけている。北関東自動車道の全線開通、北陸新幹線金沢延伸を視野に、関信越、北陸、東北エリアの交通結節点としての役割を強調し、広いエリアから人々が集まるコンベンションシティを示した。スマートICを中心に、「東口エリアがその一翼を担う。本市は次のステージに入った都市環境の変化を的確にとらえ、都市創造戦略に生かしていきたい」と意欲を示した。

 松浦市長の答弁から、新ホールは、音楽ホールとコンベンションの複合施設であること。音楽ホールは、これまで音楽センターで課題となっていた残響時間を解決し、群響ファン、音楽ファンを納得させる音響品質を備えていること。高崎駅東口エリアで駅から至近であることが推測される。これによって、市民の音楽活動と恒久活用する群馬音楽センターとの位置づけが明確にされる。

 新政権の予算編成が、本市財政に与えた影響については「これまでと変わらず安定財政を行いたい。ひも付き補助金が廃止され自由に使える。自治体の実力が試される。子ども手当の全額が国庫のはずだったが地方負担が生じた。国の全額負担を要望したい」と所感を述べた。

 22年度本市予算編成に対しては「厳しい時代であるからこそ、夢と希望が必要だ。新市建設計画に示された大型建設は、ピークを越える。高崎市はコンクリートも人も大切にする予算だ」と答えた。

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