広域圏組合の解消を示唆

(2010年6月15日)

 松浦市長は、高崎市等広域市町村圏振興整備組合について、消防業務を除く他の共同事務について、「解消に向けて方針を見出したい」と考えを示した。

 15日の高崎市議会一般質問で木暮孝夫議員の質問に答えた。

 高崎市等広域市町村圏振興整備組合は、昭和45年に高崎市、安中市、群馬郡群馬町、箕郷町、榛名町、倉渕村、碓氷郡松井田町の2市4町1村によって設立された。 また、翌年に設立された高崎市等広域消防組合が、構成市町村が同じことから平成11年に統合された。

 同組合は、消防・救急業務と、臨海学校やスポーツ施設等の管理運営などを行っている。施設としては、安中市の松井田町国民宿舎裏妙義、榛名湖町の老人休養ホームゆうすげ(レークサイドゆうすげ)、安中市の西毛総合運動公園、箕郷町のさわやか交流館、新潟県柏崎市の臨海学校、井出町のかみつけの里博物館がある。

 2市4町1村で構成されていたが、合併により、高崎市と安中市の2市だけとなり、広域的な意義は薄れた。平成21年度で、広域圏だより、広域圏ふれあいフォトコンテストは終了となった。

 消防業務については、消防救急無線のデジタル化による共同運用のため、県単位の広域化が協議されている。

 組合が管理する施設などは、市に帰属させたほうが効率的な運用ができ、意志決定も早く行える。かつてのように多くの市町村が参加して地域振興をはかった意義は失われている。

 松浦市長は「現状では広域的な意義は薄い。意志決定の点からもそれぞれの市が単独に行うほうがいい。短期間で共同事務の解消に向けて方針を見出したい」と考えを示した。

高崎の都市戦略 最新記事

勝ち残る専門店

グラスメイツ
グラスメイツ
メガネ店の店員も買いに来るメガネ専門店
辰巳
辰巳
印傳と陶器の専門店/県外からもお客様
有限会社三洋堂
有限会社三洋堂
パソコン全盛時代に書道のおもしろさを伝える

すべての記事を見る