図書館テーマに市民が議論/たかさき市民討議会

(2010年8月30日)

グループで討論し意見をまとめる

「たかさき市民討議会VOICE2010」が28、29日に高崎市役所内で行われた。高崎青年会議所を中心に、高崎市と連携した実行委員会が主体となって運営され、市民28人が2日間にわたって「図書館」をテーマに意見を出し合い議論した。

市民討議会は、無作為抽出した市民1000人に討議会への参加希望を募り、市民の生の声を聞くための手法として、近年、まちづくりに取り入れられている。

今回の市民討議会では、高崎青年会議所の柴田直哉さん、高崎市立図書館の杉原浩子さん・桐生恵美子館長、群馬県立図書館の中村文子さん、日本図書協会理事の常世田良さんが話題提供し、参加者はグループにわかれて討論を行った。

高崎市立図書館に対しては、「市民が利用できる幅広いジャンルの資料、蔵書がそろっている」、「利用者のマナー向上」、「全国有数の図書館から全国一の個性ある図書館になってほしい」といった意見が出された。討議結果は、報告書にまとめられ、高崎市に提案される。

高崎青年会議所の清水篤志理事長は「市民が考え、合意形成していくことが大きな目的」、高崎市の木部副市長は「高崎市は、より多くの市民意見を聞くための環境整備をしてきている。意見をうかがい、より良い図書館運営につとめていきたい」と話している。

高崎のように青年会議所と行政との連携によって、市民の議論の場が運営されているのは、全国でも少なく、模範的な事例として注目されているという。

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