新年のごあいさつ - 松浦市長、柴田議長、原会頭

(2010年12月31日)

新年のごあいさつ

新年を迎えて

高崎市長・松浦幸雄

 市民の皆さまには、健やかに新春をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。

 高崎市は昨年、市制百十周年を迎えました。4月1日の記念式典では、高崎の未来を担う子どもたちから「たかさきこども憲章」が発表され、まちづくりの新たな十年がスタートしました。また、本市が重点事業として整備を進めてきた総合保健センター・中央図書館は間もなく完成を迎え、高崎駅東口整備など、「交流と創造」をテーマにしたまちづくりも、おかげさまで着実に進んでおります。

 平成二十三年四月一日、高崎市は、いよいよ中核市に移行します。 「中核市・高崎」が誕生することで、市民の皆さまには、保健衛生や福祉、環境など、特に市民生活に身近な分野において、群馬県を代表する都市にふさわしい、より充実した行政サービスを実感していただけることと思います。

 本市を取り巻く環境は今後も大きく変化していきます。今年3月19日には北関東自動車道が全線開通し、平成26年度には北陸新幹線の長野・金沢間も開業します。高速十字軸が完成することで、その中心に位置する本市の拠点性や存在感は一段と高まります。

 都市が選ばれる時代を迎えた今、私は、高崎が上信越・北陸地域の発展においても大きな役割を担う都市となるための構想として、「高崎都市集客戦略ビジョン」を提起します。これは、本市全域を集客都市(コンベンションシティ)と位置づけ、高崎都心部へ都市機能や業務機能を集積させ、それによってもたらされる活力を市全体に波及させることで、より豊かで質の高い都市に発展させていこうというものです。

 十二月市議会で表明しましたとおり、私は5月1日までの今任期をもって市長の職を退きますが、任期いっぱいは、高崎が次の時代に向かってたくましく飛躍していくための道筋づくりに精一杯取り組んでまいります。

 市民の皆さまには、今年も本市のまちづくりに、なお一層のご指導、ご協力をよろしくお願いいたします。

 平成23年が、市民の皆さまにとりましても希望に満ちた年となることを祈念して、新年のごあいさつといたします。

新年のごあいさつ

新年のごあいさつ

高崎市議会議長 柴田和正

 新年、明けましておめでとうございます。市民の皆様には、希望に満ちた新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。

 昨年は、全国的に記録的な猛暑に見舞われ、野菜や米などの農作物に大きな被害をもたらし、農家に大きな打撃を与えました。また、日本経済は世界同時不況以降の長引くデフレ傾向の中で、国の経済対策により一時的に個人消費は高まったものの、急激な円高、株安により企業収益が落ち込み、雇用や設備投資が抑制されるなど、国民生活にとりまして大変厳しい一年でした。

 このような社会状況下ではありましたが、高崎市は、記念すべき市制施行110周年を迎えることができました。これもひとえに、高崎市政に対する市民の皆様のご理解とご協力によるものと深く感謝を申し上げます。この記念すべき節目にあたり、数々の記念事業を実施いたしましたが、どの事業も多くの皆様にご参加をいただき、市街地に賑わいと活気を創出することができ、市民の皆様とともに祝い、喜びを共有することができました。

 また、引き続き第五次総合計画や新市建設計画に基づくまちづくりを積極的に推進するとともに、今年四月の中核市移行に向けて進めてまいりました高崎市総合保健センターの建設は、中核市を象徴する新たな施設として、今春4月の開設に向けて順調に進んでおり、同様に建設を進めてまいりました高崎市立中央図書館も急ピッチで準備が進んでおります。

 その他では、倉渕地域の小学校統合による倉渕小学校の増改築工事や群馬地域運動広場(仮称)整備事業、男女共同参画センター(仮称)との複合施設である生涯学習センター(仮称)建設事業が着工となり、教育施設の充実が図られました。継続事業では、スマートインターチェンジ及び高崎駅東口駅前広場の整備工事が行われ、高崎駅東口の改修にあわせたペデストリアンデッキの整備が竣工するなど、拠点性と利便性の向上を目的とした事業の推進が図られました。

 国では今年、経済活性化や雇用の拡大を目的とした法人税率の引き下げを実施するようですが、まだまだ日本経済は先行き不透明な状況であります。しかし、高崎市は中核市に移行し、更には北関東と北信越を結ぶ拠点都市として存在感のあるまちづくり、市民生活に直結したまちづくりを「交流と創造~輝く高崎」の将来都市像のもと、積極的に推進してゆかなければなりません。そのため、今年は都市集客施設整備事業をはじめ浜尻北交差点改良事業、榛名地域福祉会館(仮称)・図書館(仮称)建設事業、吉井総合福祉センター(仮称)建設事業、義務教育施設整備事業などの実施や、生涯学習センター(仮称)・男女共同参画センター(仮称)建設事業、群馬地域運動広場(仮称)整備事業など継続事業の早期完成に向けて鋭意取り組んでまいります。

 高崎市は、こうした事業を掲げて新年のスタートをきりましたが、高崎市議会は市民の皆様が未来に夢と希望を抱き、全国に誇れるまちづくりを推進してゆかなければならず、そのために簡素で効率的な行財政基盤の充実強化に努め、議員一人ひとりの行政チェック能力の向上を図り、人が元気・人が輝くまち高崎のさらなる飛躍と発展を目指して努力を続けてまいります。

 終わりに、本年が、市民の皆様にとって輝かしい飛躍の年になりますよう心からお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。

新年のごあいさつ

新年のごあいさつ

高崎商工会議所会頭 原浩一郎

 高崎市民の皆様、明けましておめでとうございます。お揃いで輝かしい新春をお迎えのこととお慶びを申しあげます。皆様のご清福を心からお祝い申しあげ、今年もまた変わらぬご厚誼を賜りますように謹んでお願い申しあげます。

 さて、ご承知のように、現下の企業を取り巻く経済状況は厳しく、特に私たち中小企業を取り巻く環境は、依然として大変厳しい情勢が続いているのが現状です。デフレの長期化、円高、株価不安定等により、今後も、景気の停滞感が強まるとともに、先行きの不透明感に対しては、大変危惧しているところです。

 このように大変厳しい環境下ではありますが、私たちは、地域経済のリーダーとして、また、地域の多くの会員事業所等の皆様からの声を代表し、魅力ある街づくり、地域文化の振興など地域経済活性の為に、積極的な事業を展開していくつもりです。また、常に経営環境の変化に対応して、中小企業の経営基盤を強化するため、経営相談、融資制度などきめ細やかなサービス提供に努めてまいります。

企業数で99.7%、従業員数で70%を占める中小企業者で組織する商工会議所であることを再認識するとともに、大企業との格差是正や会員企業の支援と地域振興のための事業活動を積極的に進めてまいりたいと考えております。

本年7月から9月にかけて「群馬デスティネーションキャンペーン」が開催され、全国各地から大勢のお客様の来県が予想されます。県内の観光素材の掘り起こしは勿論のこと、高崎の魅力を全国に発信して、観光客増と地域活性化へと繋げていけるように、それぞれの立場で努力をしてまいりたいと存じます。

 中心市街地の活性化につきましては、大型店や商店街など企業のビジネスの壁を越え、「まちなか再生」と「高崎都心部への集客増大」を目指し、互いに協力・連携し、中心市街地に新たな賑わいを創出するために、昨年実施いたしました「高崎商都博覧会」を、新たな企画も検討し、本年も実施していきたいと考えております。

また、北関東自動車道の全線開通、3年後の北陸新幹線の金沢延伸などを見据えた交通拠点都市高崎として、さらには中核市に相応しい集客機能を備えた街づくりのために、これまでの当会議所の「高崎新都市創造推進委員会」をさらに発展させて、高崎市のコンベンション施設等の構想について適時適切な提言を行ってまいりたいと考えております。

今年は、高崎商工会議所が10年に一度主管となって開催する県下商工会議所議員大会の年にも当たります。この議員大会で、国・県・市等の行政についていろいろな要望事項を決議し、その実現に向け積極的な陳情活動を行って参ります。

 このような高崎商工会議所の事業活動への取組みに対しまして、何卒一層のご理解を賜り、併せて今年一年の皆様のご健勝とご多幸を改めてお祈りいたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

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