たかさき町知るべ

中紺屋町(なかこうやまち)

たかさき町知るべ:中紺屋町(なかこうやまち)

 旧城下の職人町の一つで、市街地のほぼ中央に位置している町である。北は寄合町、西は高松町、南は鞘町、東は田町に接している。


 この町も古くは紺屋職人の多い町であった。「中」は「元」と「新」の「紺屋町」の中間に位置していたことからつけられた名で、古くは「三紺屋」とも、一つの「紺屋町」をつくっていた。

この町からは、城の方へ出る「西ノ横町」があり、田町へ出る「東ノ横町」があった。田町側への横町は、古着屋が多かったので「古着横町」といわれていた。


 町内には、高崎になる前、永正年間(一五〇四~二〇)和田城主であった和田信輝によって建立された稲荷社があったが、明治四〇年(一九〇七)高崎神社に合祠になった。


 町内には、八幡町護国寺末の真言宗の真珠山妙建院玉田寺がある。この寺は、旱魃のとき城主の要請によって、雨請いの祈願をするのが慣例になっていた。また、この寺の境内には、時を報らせる「鐘つき堂」があり、この鐘の音は、片岡地区の集落にまで響きわたったといわれている。この鐘は、第二次世界大戦下の昭和一八年供出、鐘楼は昭和二〇年代の終わりごろまであった。


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