“食”の悦びをプロデュース

株式会社サンフラワー

(2013年6月)

2F:Sunflower、1F:M'z cafe(栄町)

老舗喫茶店が『食』の企業へと急成長

 40年以上の長きにわたり、高崎市民に愛されてきた喫茶店『サンフラワー』。その後、株式会社サンフラワーとして法人化され、高崎駅周辺に3軒の直営の飲食店を構えるまでに成長。地域を代表する人気店として、連日多くの来店客で賑わっている。

 近年では、大手企業の社員食堂や大学の学食・喫茶室の運営にも携わり、給食事業部の展開でも大きく飛躍する期待の企業である。

好みのスタイルと最高の空間を提供

 幼い頃から、喫茶店を経営する母親の姿を見続けてきた宮田社長にとって、飲食店の経営に興味を持つのはごく自然な流れであった。大学卒業後、サラリーマンとして企業に勤めに出ていた期間も、サンフラワーのことが頭から離れず、時間を見つけては様々な飲食店を巡り、経営や将来像のヒントを模索する日々が続いた。

代表取締役社長の宮田誠さん

 理想の飲食店経営を追求し続けた結果、当時では珍しかった〝お酒や食事が楽しめるカフェ〟という先進的なスタイルに挑むことを決意。「個室を設けずに、オープンスペースの設計をベースにすることで、空間全体を活用したおもてなしを提供したい」という宮田社長の構想を実現するため、飲食メニューはもちろん、内装やBGM、スタッフの接客に至るまで気配りを徹底し、それぞれコンセプトの異なるM'z café(エムズカフェ)とSunflower(サンフラワー)をオープンさせた。

 その後、シンフォニー通りに3店舗目となるM'z Current(エムズカレント)を出店。中心市街地や飲食業界の活性化に貢献したいとの想いから、今春よりスタートした、まちなかオープンカフェ〝高カフェ〟にも積極的に参加し、まちなかの賑わいの創出を目指した営業を心掛けている。

M'z Current(あら町)

多様なニーズに合わせたビジネス展開

 直営店の経営に加え、給食事業部でも目覚ましい発展を遂げるサンフラワー。その業績は堅調に推移し、200名以上のスタッフを雇用するまでに成長した。さらに、別会社を立ち上げ、チェーン店やコンビニの独壇場であった弁当事業にも名乗りを上げ、『おっ鳥弁当』ブランドを引き継いだ。「事業を軌道に乗せ、将来的には健康食の配食サービスなども展開していきたい」と、その意気込みを語ってくれた。  飲食業界に秘められた未知のチャンスと可能性を信じ、サンフラワーの挑戦はさらに加速していく。

株式会社サンフラワー

代表取締役社長:宮田誠
高崎市栄町17-14
TEL:027-325-0821

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