記念展「大新田氏展」

(2019年04月17日)


歴博開館40周年の第一弾企画

県立歴史博物館の開館40周年を記念する展示として、第一弾企画「大新田氏展」が4月27日(土)から始まる。上毛カルタでもおなじみの鎌倉末期に活躍した武将・新田義貞をはじめとした新田氏一族にスポットを当てた展示。新田義貞は、南北朝動乱で最後まで後醍醐天皇に尽くした忠臣と讃えられる一方で、武将としての能力は凡庸だったという説もあり、歴史上の評価が二分し謎に包まれた部分も残る。開館40周年、そして改元という新たな時代の節目を迎えた歴史博物館において、上野国(群馬)が誇る坂東武者・新田氏を改めて掘り下げ、歴史上のヒーロー新田義貞の姿を再び捉え直す意欲的な展示となっている。

 

南北朝時代を舞台にした軍記物『太平記』では足利尊氏の好敵手であり主要人物の一人として描かれる人気武将。史実においても、尊氏とともに鎌倉幕府の倒幕と後醍醐天皇による建武新政樹立の立役者であったが、尊氏が後醍醐帝に反旗を翻すと新田義貞が官軍総大将として出兵、互角に戦った部分もあるが、後醍醐帝に裏切られ、最後はカリスマ尊氏の軍勢の前に討ち死にするという悲運の最期となった。

 

今回の展示では「義貞の勇姿」「新田氏から岩松氏へ」「新田氏の故郷」と大きく三つのテーマに分かれ、国宝の鎧や重文の太刀、絵巻などの名宝とともに新田氏の姿をひも解く。また、研究家による連続講演会や、歴ドルを招いた鼎談、講談師が語る太平記の世界など関連事業も多彩で充実の内容となっている。

 

 

会場:群馬県立歴史博物館

会期:2019年4月27日(土)~6月16日(日)

開館時間:午前9時30分~午後5時 (入館は午後4時30分まで)

休館日:月曜日 ※4/29,5/6は開館、5/7休館

入館料:[一般]600円 [大高生]300円

※中学生以下無料

※障がい者手帳持参者とその 介護者1名は無料

※20名以上の団体は割引料金

問合せ:TEL.027-346-5522

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