芸術性の高い塗装技術で異彩

(2020年05月31日)

株式会社木暮塗装

 

ヨーロッパ王室の室内装飾画として始まった『デコラティブペイント(装飾塗装)』なら、発泡スチロールや合板にペイントを施すだけで、本物の質感を再現することができる。株式会社木暮塗装は、その塗装技術を駆使し、個性豊かな住空間の提案をめざしている。事務所内は、発泡スチロール製の胸像や花台、大理石模様や木目が描かれた板などが並び、美術室のようだ。

 

昨年5月、同社では令和の幕開けと共に社長の交代が行われた。2代目の拓矢社長は、大手テレビ局の社員として都会生活を謳歌していた時に、母から父の体調不良を告げられ、後ろ髪を引かれながらも27歳で家業に入った。

 

中学生の頃から小遣い稼ぎに塗装を手伝うこともしばしばで、次男ではあったが後継者として期待された。社長就任後は、「全て任せてもらい、社長と従業員の間で気苦労することもなくなりました」と経営に邁進する日々だ。

 

SNSを活用して採用した人材の中には、父が塗装業を廃業したというアイルランド人や、マニラ大学卒のトリリンガルなどもいて国際色豊か。「塗装業のレベルアップを図りたい」と、週休二日制の実施や待遇面の向上を行ってきた成果でもある。

 

映画看板を描きたかったという実会長は、職業訓練校の塗装科で学んだ。見習期間中に22歳で結婚。「昼間の仕事が終わると夜間は住宅のふすまの枠にニスを塗るアルバイトに精を出しました」と振り返る。その誠実な働きぶりに建築業3社から直接仕事を任せたいと申し出があったのをきっかけに昭和50年に24歳で独立。しかし、「働き過ぎて妻に愛想を尽かされ、時間に追われる下請けから元請けへのシフトを真剣に考えました」と方向転換を図った。

 

30代でデコラティブペイントに出会い、技術の習得に夢中になった実会長には、建材を知り下地づくりからすべてをこなせる塗装職人としての誇りがある。「好みに応じて装飾ができ、高級感を演出しながらコストを削減できるデコラティブペイントは、リノベーションなどに最適。家具やインテリアも含め、空間の付加価値を高めます」。塗装業のイメージアップにもつながるデコラティブペイント。その需要拡大が、親子二代にわたる大願となっている。

 

 

同社の主な業務は戸建て住宅やマンション、ビルなどの建築物や橋梁・鉄骨構造物の塗装工事。社内完結型の責任施工で確かな品質を提供し、顧客満足につなげている。

「現代の名工」受賞者である実会長の指揮の下、人気のテーマパークや富岡製糸場等の塗装施工など輝かしい実績を誇ってきた。

 

代表取締役・木暮拓矢さん 取締役会長・ 実さん 

 

株式会社木暮塗装

住所:高崎市中尾町767-34

TEL:027-363-3031

http://koguretosou.jp

 

 

 

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