林製作所でオープンファクトリーイベント

(2025年05月7日)

IOT技術を使った金属加工を見学
参加者も装備を固めて溶接体験

沖町の株式会社林製作所(林司代表取締役)で4月29日に工場見学ツアーとものづくり体験ができるオープンファクトリーイベント「ふぁぶ覧会2025」が行われた。

 

オープンファクトリーは、普段は目にする機会が少ない地域の工場や技術を体感できるイベントで、林製作所では今回が初めての開催。近隣住民に林製作所の業務内容を知ってもらうとともに、同社の認知度アップ、イメージアップにつなげていく。

 

イベント名の「ファブ」は「Fabrication=ものづくり」と「Fabulous=楽しい・愉快な・すごい」の造語で、自由なものづくりの取り組みとして世界的に関心が高まっている。林製作所ではスマートファクトリーやSNSでひとひねりした動画の配信を積極的に進めており、ファブの考え方と重なり合っている。林社長はこうした事業を通じて高崎のものづくりを盛り上げていこうと考えている。

 

工場見学ツーでは、金属板から群馬県の形を切り出すデモンストレーションなど、レーザー加工機やロボットなどIOT技術を使った金属加工の実演などが行われた。

溶接体験は希望者による有料イベントで、金属部品を溶接してスマホスタンドを製作。SNSで参加者を募集したところ、県外から申し込みがあり、林製作所の職人から手ほどきを受けながら、溶接作業を行う熱心な姿が見られた。

 

林社長は「SNSで参加者の募集を行い、情報発信の効果があった。認知度アップ、イメージアップによりリクルートにもつなげていきたい」と手応えを話している。

 

 

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