中国書家も三碑を評価
(2018年02月26日)
日中書道展
高崎シティギャラリーで2月23日から2月28日まで日中書道展が開催されている。入場無料。
同展は、日中平和友好条約締結40周年と上野三碑ユネスコ「世界の記憶」登録を記念して開催され、日中を代表する書家約50人の作品が展示されている。23日のオープニング式典には日中両国の関係者約200人が出席し、書道展の開催と友好を祝った。中国からは中国大使館・陳诤文化参事官、中国書法家協会主席蘇士澍さん、上海呉昌碩記念館執行館長の呉越さん、日本からは全日本書道連盟理事長の星弘道さんらが出席した。
高崎市の富岡賢治市長は「高崎は市民の創造活動が盛んで、書を愛し、書を学ぶ人も大変に多い。日中の芸術を鑑賞できる機会となり大変にありがたい」とあいさつ。
陳文化参事官は「三碑は東アジアの文化交流を示す資料。今日まで保存してきた県民に敬意を表したい。漢字と書道の交流の歴史が絆となり、交流を深めてほしい」とあいさつした。
全日本書道連盟理事長の星さんは三碑にちなんだ作品を出品し「中国の文化がこの地で大切に継承されてきた。三碑がある高崎でこの展覧会が開催できたことに大きな意義がある」と語った。
中国書法家協会の蘇さんは「この展覧会は上海でも行われると聞いている。日中の交流の歴史をたくさんの人に知ってほしい」と話していた。
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