高崎CCが芝生公園に

(2016年01月15日)


今年夏までに開園を予定

 烏川と碓氷川が合流する河川敷のゴルフ場「高崎カントリークラブ」が3月に閉場し、高崎市が芝生広場として整備、夏までに開園することになった。広報高崎1月15日号で報じられた。
 高崎市は、和田橋から聖石橋までの烏川河川敷を市民の憩いの場として整備しており、高崎公園と烏川緑地をつなぐ桜観音橋など、城址公園エリアの新たな魅力となっている。また、市民に大好評の城南大橋ドッグランや和田橋下流の芝生サッカー場など、右岸にも新たな施設づくりが進んでいる。
 高崎カントリークラブは、八千代橋北詰にクラブハウスがあり、烏川河川敷に沿った国有地と私有地を借り上げた面積約10ヘクタール。9ホールのコースと練習場を備える。今年3月末に閉場することになり、4月から土地と建物を継承し、市民が自由に利用できる芝生広場として、夏までにオープンさせる予定。現在のゴルフ場の形状は、変更しない。榛名山を遠望する眺めのいい水辺の公園となりそうだ。
 
●高崎初のゴルフ場・高崎CC
 高崎カントリークラブは、昭和39年にオープンした高崎で初めてとなる歴史あるゴルフ場で、当時、ゴルフ好きの高崎実業人たちが設立した。クラブ設立には、児玉安蔵、井上卯一郎、石田想吉、安藤賢一、小池正次、金井貢、中曽根松五郎、水島利夫、吉野五郎各氏ら、高崎商工会議所の会頭、副会頭を含め、当時の高崎を代表する実業人が顔を連ねている。オープン後、高崎市内企業によるゴルフ大会も大々的に開催され、その様子は群馬テレビの特別番組になった。ティショットをテレビ局のカメラで撮影されるので、調子の出ない参加者もいた。このゴルフ大会の放送では、松浦幸雄元市長と石田安利さんが解説者となった。高崎カントリークラブは、長く高崎のゴルファーに愛された場所である。運営する高崎観光開発株式会社が、高崎市が進める烏川の公園整備に協力し、今回の公園化の意思決定が行われた。阿久津町に高崎市民ゴルフ場があるので、広く市民が利用できる公園が望ましいとされた。

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