新型コロナ/努力と新発想で経営を盛り返す(4)

(2020年06月30日)

 

飲食店一丸となって クラウドファンディング

飲食店に厳しい日々が続く中、高崎の飲食店が一丸となって応援を呼びかけるクラウドファンディング「わがまち高崎ファンド」の支援金募集が4月30日から5月30日まで行われ、目標の200万円を超える528万8,000円が374人の支援から寄せられた。

 

このファンドには、高崎市内の飲食店約100店舗が参加し、例えば1万円の支援金で希望する飲食店の食事券1万1,000円分が送られる。食事券の有効期限は2020年7月1日から2021年1月31日。

 

実行委員会の平児玉博樹さんは「SNSでつぶやいたことがきっかけで5人からスタートし、100店舗が集まりました。まち全体が一丸となってやらないとたぶん、だめではないでしょうか(YouTube/ワンズボイスチャンネルでのインタビュー)」、樺澤大輝さんは「高崎の飲食店は9割が休業、自粛の状態です。営業しなければ、今日、生きていけない飲食店もいます(わがまち高崎ファンドメッセージ)」と語る。

 

樺澤さんは「飲食業界、外食産業が今できることを、必死でやっている。外食産業の役割はまちに灯りをともし、まちを輝かせ、活気を与えることです。従業員に給料を出し、経営を続けていきたいと、どの飲食店もお弁当やデリバリーなど必死でやっている。それだけではまかなえないのが実情です。このままではたくさんの飲食店が高崎のまちから消えていってしまう」と支援を訴えていた。

 

 

食事宅配で飲食店とタクシー業界が連携

新型コロナウイルス感染症の拡大、ステイホームによる外出控えにより、飲食店業界と同じくタクシー業界も大きな打撃を受けている。この二つの業界が連携し、テイクアウト料理を利用客にデリバリーする「高崎タクテクデリバリー」が5月15日に始まった。

 

ぐんま飲食(群馬県飲食業生活衛生同業組合)高崎支部高崎飲食組合(深澤龍一組合長)、高崎地区タクシー協議会(堀口直行会長)により、当初は飲食店30店舗、タクシー会社9社でスタートし、新たな参加も募っている。タクシーの有償貨物運送を認めた国の特例措置を活用する。

 

安心安全と衛生などを確保するため、参加する飲食店は飲食組合への加入(未加入店は仮加入)、PL保険(生産物賠償責任保険)の加入、タクシーは衛生面を徹底する。

 

配達範囲は店舗から5㎞内、注文代金は1,800円以上。利用料として別に200円。ホームページから注文し、料理代金と併せて、配達時に運転手に支払う。客からの利用料200円と、飲食店からは売り上げの15%がタクシー協議会に支払われる。

 

飲食業界とタクシー業界の売上補てんにつなげるため、民間による連携でビジネスモデルを作り上げ、新型コロナウイルス感染症の収束後も継続していきたいと考えている。

 

高崎飲食組合深澤組合長は「昔からタクシー業界と飲食業界は仲が良い関係にありました。登録店舗は増えており、100店舗をめざしている(YouTube/ワンズボイスチャンネルでのインタビュー)」と話している。参加店はラーメン店、割烹、居酒屋、焼き肉店など分野も多彩になっているという。「コロナがきっかけとなって、みんながタッグを組み始めた。どういう風にこの社会が変化していくのか見据えながら、いろんな仕組みを考え、いろんな人と助け合っていけたらいいと感じている」と意欲を見せている。

参加店舗は、ホームページ「高崎タクテクデリバリー」に掲載。

問合せ

高崎タクテクデリバリー事務局

(電話:027―320―6644)

(平日10時〜20時)

https://takuteku.com/

高崎商工会議所『商工たかさき』2020年6月

 

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