新型コロナ/努力と新発想で経営を盛り返す(5)

(2020年06月30日)

苦境から再建する飲食店

宅飯アプリが好評

飲食店が続々とテイクアウト対応に舵を切る中で、店舗の情報をインターネット上でまとめたWebサイトや、注文から決済まで行えるアプリも増えてきている。

地域情報サイト『だんべー.com』を運営する下之城町の群馬イートレンドのWebサイト『群馬のシェフ弁当』やスマートフォン用テイクアウト注文アプリ『宅飯』が、外出自粛の中で改めて注目を集めている。

特に『宅飯』は事前にスマホアプリで注文ができ、決済もキャッシュレスなので、買う側もお店側も現金に触れることなく、最小限のやりとりでお店の味を持ち帰ることができるとあって、今のニーズをとらえて好評を呼んでいる。

群馬イートレンドは、以前から宅配弁当やテイクアウトに着目し、マーケット開拓の先陣となっている。「助けが必要な人と、助けたい人をテイクアウトでつなげたい」と、コロナ禍で苦境に立つ群馬の飲食店を応援する思いから、通常は販売の際に店舗側が運営側に支払う販売手数料を、4月から6月の期間中は手数料0円とし、店舗負担を減らして飲食店を応援している。また、宅飯アプリへ新規登録をする店舗については初期登録費も割引する。

ぐんまの飲食店応援プロジェクト

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テイクアウトおまとめサイトも

外出自粛の中で、地域の飲食店を支えたいという気持ちはSNSを通じて、市民の間に広がったようだ。有志によるテイクアウト情報のおまとめサイトも登場している。

Web制作会社代表の井川誠さんが「何かできないか」との思いから、プロの技術を活かして情報サイト『Delitaka』を開設した。掲載は無料で、日に日に登録店舗が増えてきているようだ。

Delitaka

https://save-our-takasaki.life/

 

新型コロナウイルス感染症については、まだまだ予断を許さない状況にある。群馬県の要請により、業界ごとのガイドライン作成が進んでいる。こうしたガイドラインを遵守し、密を避けながら業務を行う仕組みづくり、利益を上げる仕組みづくりが重要になりそうだ。

 

小売・飲食は、状況によっては、客に長い時間待ってもらったり、間隔を空けて並んでもらったり、あるいは発熱している人など入店等をお断りするケースもあり、客とのトラブルが増えることも考えらえる。各業界団体などが、感染を防ぐための新マナー・新ルールを啓発していくことも重要になる。誰もが立場が変われば客側であったり、サービスを提供する側であったりするのは自明であり、今まで以上にお互いを尊重しあう配慮が求められるだろう。

 

高崎商工会議所『商工たかさき』2020年6月号

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