四代続く彫りの技術

(2020年05月30日)

豊岡石材店

 

「私が子供の頃は、祖父がノミ刃を使って手作業で石を切り出していました。朝4時頃から起きだして、火を起こし鍛冶をしてから作業に入った。常にコツコツ彫刻をしている、それが祖父の仕事をする姿でした」と話すのは、豊岡石材店を切り盛りする豊岡努さんだ。

 

福井県にルーツを持つ豊岡家は明治時代、曽祖父の代で高崎の歌川町に居を構えて石材店を創業。墓石や石碑の設計から施工、彫刻、基礎工事までを一貫して手がけることを強みとしている。他にも墓石の修繕やクリーニング、建築分野の石材加工技術が受け継がれてきた。

 

ある人は闘病中に病床から眺めた桜に思いを馳せて赤みがかった石を墓石に選んだ。ある人は代々続く家業の象徴を墓石の一部にあしらった。

 

そうやって故人への想いを込めて建てるお墓だからこそ「こんな色の石で、こんな文字を彫り、こんな形にしたい」という要望はさまざまだ。そうした施主の思いをくみ取り、適切な石や書体、彫り方を提案するのも同石材店ならではのこだわり。

さらに努さんの代では、三次元カラー立体図面による設計を取り入れ、迅速できめ細かい対応を可能にしている。

 

また、今の墓石は御影石と呼ばれる丈夫な花こう岩が主流で、100年と長持ちするのが特徴だ。

「子や孫の代まで長く手を合わせていくものだから、お施主さんの立場に立って細部まで納得のいくように作っています」と、墓石づくりに込める信念を語る。

 

 

豊岡石材店

住所:高崎市歌川町99

TEL:027-323-3293

https://toyooka148.com/

 

高崎商工会議所『商工たかさき』2020年4月号

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